日本製XRグラス「ミルザ」秋に発売 NTTコノキュー

AI要約

NTTコノキューデバイスは、XRグラス「MiRZA(ミルザ)」を発表。価格は248,000円で秋に発売予定。企画から製造まで国内で行う「JAPAN MADE」のXRグラス。重量は約125gで疲れにくい装着感を実現。AR2チップセット搭載で約1,000nitsの明るさとFHD解像度を備える。

グラス内のソフトウェア処理を分散し、スマートフォンと無線接続可能。RGBカメラを搭載し静止画撮影や通話が可能。文字起こし・通訳機能や視力補正にも対応。法人向けには遠隔支援ソリューション「NTT XR Real Support」へ対応。

XRAI Glass 5アプリに対応し、140以上の音声言語を通訳・字幕に変換可能。新規事業の創出を目指し、法人パートナーの募集も開始。コンテンツの配置やサイズ調節で効率的な作業や快適な動画視聴が可能。

日本製XRグラス「ミルザ」秋に発売 NTTコノキュー

NTTコノキューデバイスは、XRグラス「MiRZA(ミルザ)」を発表した。秋の発売を予定しており、価格は248,000円。NTTコノキューデバイスは、2023年4月3日にNTTコノキューとシャープが設立した合弁会社。

Qualcommのチップセット「Snapdragon AR2 Gen 1」(AR2)を世界ではじめて搭載した、スマートフォンと無線接続する軽量なメガネ型デザインのデバイス。企画から設計・開発、製造まで全てを国内で行なっている“JAPAN MADE”のXRグラスとしている。

重量は電池搭載ながら約125gと軽量で、メガネに近い重量バランスや厚みを抑えた光学レンズを採用。長時間使用しても疲れにくい装着感を実現した。

AR2を搭載することでグラス内でのソフトウェア処理を分散。スマートフォンと無線で接続できるため有線のわずらわしさを解消した。対応スマートフォンとしてはシャープの「AQUOS R9」が対応を表明しており、その他の機種についても順次公開予定。

約1,000nitsの明るさとFHD(1,920×1,080)の解像度をもち、グラスを通して現実空間を実際に見ながら3D空間もクリアに視認できる。これにより、より手軽に6DoFコンテンツ(現実空間の位置座標や物体を認識し、バーチャルなコンテンツをあたかも現実空間に存在するように配置できる)を体験・活用可能。

本体正面にRGBカメラ(フルHD画質)を搭載。従来スマートフォンで行なっていたカメラでの静止画撮影がグラス単体で可能なほか、静止画撮影、通話などが可能。対応スマートフォンと接続し、複数の画面を同時に表示しながらの利用もできる。

表示コンテンツはユーザーの周囲360度すべてに自由に配置でき、サイズを調節することで、より効率的な作業や快適な動画視聴を楽しめる。

文字起こし・通訳機能としてXRAIが提供するアプリXRAI Glass 5に対応。140以上の音声言語を即座に目の前で通訳・字幕に変換できる。

パリミキ・アイジャパンと協業し、視力補正にも対応。提携の眼鏡店で作成した視力補正レンズと、専用の「MiRZAインサートレンズ用フレーム」と共にグラスの内側へはめ込むことで、視力補正が可能になる。

法人向けとしては、NTTコノキューが展開する遠隔支援ソリューション「NTT XR Real Support」へ対応しており、さまざまな法人業務に貢献できる。その他、Snapdragon Spacesに対応したアプリも利用可能。

また、コノキューはXRグラスの新たな利用事業の創出などに向けた法人パートナーの募集も開始している。