NAS向けの大容量HDDが値下がり、デスクトップ向け1TB HDDが3,500円で特売 [8月後半のHDD価格]

NAS向けほか大容量HDDが値下がり、デスクトップ向け1TBが3,500円で特売

　Western DigitalのNAS向けHDDの上位モデル「WD Red Pro」の8～12TBが大幅に下落。WD121KFBX(12TB)が4,900円安の61,980円、WD102KFBX(10TB)が4,000円安の56,980円、WD8005FFBX(8TB)が5,800円安の49,480円に下がった。

　Western Digitalはこれらのほかにも値下がりが目立ち、監視システム向けの「WD Purple」WD84PURZ(8TB)が3,021円安の35,479円で特売。7月に出回り始めた「WD Purple Pro」WD240PURP(24TB)は5,520円安の124,980円となっている。

　また、Western DigitalのNAS向けHDD「WD Red Plus」の4～8TBも特価で2～3％台の値下がり。WD80EFPX(8TB)が970円安の30,310円、WD60EFPX(6TB)が480円安の23,320円、WD40EFPX(4TB)が630円安の18,350円となった。平均価格も3.9～5.4％下落している。

　Seagateは、8月10日の調査で「IronWolf Pro」ST24000NT002(24TB)が8,000円安の91,800円に下落。ただし、今回調査の17日時点では品切れ。24TB HDDは「WD Red Gold」WD241KRYZの108,900円がクラス最安となっている。ほかに、ST18000NT001(18TB)が2,881円安の69,847円で特売中だ。

□SeagateとWestern Digitalが交互に特売の動き

　デスクトップ向けは、Seagate「BarraCuda」4～8TBが8月10日の調査で大幅特売。ST8000DM004(8TB)が1,400円安の16,080円(1GB単価2.01円)、ST6000DM003(6TB)が700円安の13,480円(2.25円)、ST4000MD004(4TB)が1,300円安の10,280円(2.57円)を付けた。

　一方、Western Digital「WD Blue」は逆に大幅特価が終了し、WD80EAAZ(8TB)が1,180円高の17,760円、WD40EZAX(4TB)が520円高の11,300円に上昇。もっとも平均で見ると、前者は228円(1.2％)、後者は482円(4.0％)下がっており、特価でない通常価格は値下がりの傾向にある。

□3.5インチ1TB HDDが3,500円

　東芝は在庫ショップ数が減少し、2TBクラスで最安だったDT02ABA200(7,580円)は品切れに。前回お伝えした格安1TBのDT01ABA100V(5,200円)も品切れとなった。代わって1TBクラス最安に就いたのは2.5インチのSeagate ST1000LM048で、1,514円安の5,980円だ。

　なお、8月10日調査時には、Western Digital WD10EARZ(1TB)が4,280円安の3,500円で特売。記録を遡ると、1TBクラスは2019年8月に過去最安の2,980円を付け、2022年までは概ね4,000円前後だった。それが2023年からは最安でも5,000～6,000円台となり、同じ1TBクラスのSSDとの価格差が縮小。時には逆転も起きている。