[car audio newcomer]三菱 デリカミニ(並木絵美さん)by ピットハウスコスギ 前編

AI要約

絵美さんがデリカミニに高音質のオーディオシステムを取り付けるため、ダンナさんと専門店で選定を始める

サブウーファーやフロントスピーカーを厳選し、ライブ音源を忠実に再現するシステムを構築

ブラムのアイテムを中心に取り付けを行い、車内で臨場感たっぷりの音楽体験を実現

[car audio newcomer]三菱 デリカミニ(並木絵美さん)by ピットハウスコスギ 前編

ファミリーカーではなく奥さま専用のクルマとして並木絵美さんが手に入れた三菱『デリカミニ』。高音質化を目指しオーディオに詳しいダンナさんと香川県のプロショップであるピットハウスコスギを訪れてシステム選びを開始。ライブ音源を楽しめる音作りがスタートした。

◆自分専用のクルマを手に入れて念願だった、好きなライブ音源を車内で楽しむ環境を作る

並木家ではお買い物の足として、子ども達の送迎用として奥さま専用のクルマの購入を検討した。車種はコンパクトで扱いやすいデリカミニにすんなり決まったのだが、並木さん(絵美さん)は自分のクルマを買ったらやってみたいことがあった。

「夫のクルマはオーディオが取り付けられていて、一緒に乗って聴いているとすごく音が良いんです。いいなーと思っていたので自分のクルマをい手に入れたら音の良いオーディオを取り付けようと前から思っていたんです」

並木さんはSnow Manのファンで、車内でライブDVDを気持ち良く聴くことを目標にした。

「私は詳しくないので、夫に“ライブDVDが楽しめる音”にして欲しいとリクエストしたんです。そこからはショップに行って、取り付けるオーディオ機器を選ぶことになりました」

自分専用のクルマの購入を機会に、オーディオのベテランであるダンナさんのアドバイスを受けつつマイカーの高音質化を目指すことになった並木さん。大好きなSnow Manのライブ音源を臨場感たっぷりに聞けるシステムをある程度リーズナブルに組み込むことを目指した。

◆サブウーファーの設置を計画するものの、デッドスペースを利用する前提でモデルを厳選

ライブ音源の再生を考えた時、オーディオをよく知るダンナさんが真っ先に考えたのはサブウーファーの導入だった。しかし並木さんはそのために車内のユーティリティをスポイルされるのはNGとした。

「夫からはサブウーファーがあった方が良いとアドバイスをされたんですが、子供が二人乗ることも多いのでシートはそのまま使えるようにしたいと思いました。また買い物に行ったときにいっぱい荷物を載せられるようにラゲッジも広いまま使えるようにして欲しいと要望を出しました」

サブウーファーの導入はライブ音源の臨場感や迫力を出すために必須だと考えたダンナさんとショップスタッフは、なるべくコンパクトに取り付けられるモデルの選定に入った。そこで見つけ出したのがブラムのパワードサブウーファーであるMSA25Pだった。

「コンパクトだったし、シート下にピッタリ収まるサイズだったので、これなら車内のスペースを有効に使えると思って選びました。車両側は無加工で取り付けられるのも良いところでした」

並木さんも満足の仕様で、取り付けも含めてサブウーファーの設置をまずはクリアすることになる。

◆個別にユニットを選ぶことができるブランドで、好みの方向性のフロント2ウェイシステムを構築

続いてフロントスピーカーの選定に入った並木さん。ここでもダンナさんのアドバイスをもらうことにした。サブウーファーにブラムを選んだので、フロントスピーカーも同じブランドにしてサウンドの統一を図ることにしたのがひとつの選択理由。さらにダンナさんからのアドバイスとして“個別でユニットが選べる”ブラムがイチオシだった。2ウェイセットではなく自由にいろんなグレードのスピーカーが組み合わせられることももうひとつの選択理由となる。

「ツイーターにはブラムの上級モデルであるTS20MG35HRを選びました。ミッドバスには薄型のWS6N45を組み合わせて2ウェイシステムを作ったんですが、このような組み合わせができるのもブラムならではとのことでした。夫が言うには“ライブ音源の厚みのある中低音の迫力を出せて、キラキラとした高音も両立できる”と推薦されたので決めました」

スピーカーの取り付けは、M&Mデザインのアルミインナーバッフルを用いてガッチリ固定しミッドバスの中低域の鳴りっぷりを引き出す。同時にスピーカーケーブルもグレードの高いものを使ってクオリティを上げている。ツイーターの取り付けはドアミラー裏の純正位置をチョイス。もともとグレードの高いツイーターなので高域特性も良いことから期待大の取り付けになった。

「音の調整はパッシブネットワークを使って行っています。DSPを使って運転席にだけフォーカスさせる方法もあったのですが、子ども達や助手席に乗る夫も含めて、みんなに良い音を感じてもらうにはパッシブの方が良いかと思ったんです」

こうして、並木さんの高音質なファミリーカーができあがった。次回の後編では完成したオーディオのサウンドインプレッションを中心に紹介して行くこととしよう。

土田康弘|ライター

デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。