YouTubeは“ながら視聴”が主流? 広告をきちんと見ている人はわずか3%【GP調べ】

AI要約

フリークアウト・ホールディングスの子会社であるGPが実施したYouTube広告に関する調査結果をまとめると、ながら視聴率や広告視聴態度について興味深い洞察が得られた。

調査結果からは、ながら視聴中に広告を視聴する割合が低いことや、コンテクスチュアル広告が通常広告よりも好感度が高いことが明らかになった。

調査時期や調査方法、有効回答数など、調査の詳細情報も併せて提供されており、信頼性の高いデータとして活用できる。

YouTubeは“ながら視聴”が主流? 広告をきちんと見ている人はわずか3%【GP調べ】

フリークアウト・ホールディングスの子会社であるGPは、YouTube広告の視聴率と視聴態度に関する調査を実施した。15歳以上の男女7,704名が回答している。

 

まず、YouTubeで「ながら視聴」をすることがあるかを聞くと、いつもある・頻繫にある・ときどきあるを合計して75.3%の人が「ある」と回答した。

また、ながら視聴中に広告を視聴しているかを聞くと、「見ることが多い」と答えたのはわずか3.1%にとどまり、70.1%の人は「スキップする」、22.1%の人は「そのまま垂れ流す」、4.7%の人は「広告に気がついていない」と答えた。

YouTube広告の管理画面上では完全視聴率は平均40~50%と表示されるが、実際の「ながら視聴」中の広告注視率は約3%となっており、「垂れ流す」「気づかず再生している」という約27%のユーザーの影響で大きな乖離が生じていることがわかった。

また、通常広告とコンテクスチュアル広告(動画コンテンツと関連性のある内容の広告)において受ける印象をそれぞれ聞くと、コンテクスチュアル広告の場合「好き」と答えた人の割合は通常広告の2倍以上となり、広告に対する印象が267%上昇することがわかった。

 

・【調査方法】インターネット調査

・【調査対象】全国・15歳以上の男女

・【調査時期】2023年9月28日~29日、10月11日~12日

・【有効回答数】7,704サンプル

・【調査機関】ジャストシステム

・【集計方法】総務省統計局が発表する2023年10月度の人口構成比を基に、ウェイトバック集計を実施