FIIO、新開発13.8mmドライバーや特許技術を盛り込んだダイナミック型イヤホン「FD15」

AI要約

エミライは、同社取り扱いブランドFIIOのシングルダイナミック型イヤホン “FDシリーズ” から、13.8mm口径の新開発ドライバーを搭載した「FD15」を7月12日より発売する。価格はオープンだが、税込28,600円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/シルバーの2色展開。

FD15は、ダイナミックドライバー1基の設計にこだわる “FDシリーズ” から2021年に発売された「FD5」の後継に位置付けられるモデル。

FD5の12mmドライバーからさらに大口径化した、新開発の13.8mm径ダイナミックドライバーを搭載。振動板の有効振動面積はFD5と比較して約40%増加し、振動板で駆動する空気量を増大させた。

FIIO、新開発13.8mmドライバーや特許技術を盛り込んだダイナミック型イヤホン「FD15」

エミライは、同社取り扱いブランドFIIOのシングルダイナミック型イヤホン “FDシリーズ” から、13.8mm口径の新開発ドライバーを搭載した「FD15」を7月12日より発売する。価格はオープンだが、税込28,600円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/シルバーの2色展開。

FD15は、ダイナミックドライバー1基の設計にこだわる “FDシリーズ” から2021年に発売された「FD5」の後継に位置付けられるモデル。

FD5の12mmドライバーからさらに大口径化した、新開発の13.8mm径ダイナミックドライバーを搭載。振動板の有効振動面積はFD5と比較して約40%増加し、振動板で駆動する空気量を増大させた。

ボイスコイルの直径も8.6mmまで拡大するとともに、磁束密度1.5テスラに達する強力なマグネットを搭載。また振動板には軽量かつ剛性も兼ね備えた「マグナリウム」(マグネシウム・アルミニウム合金)、ガスケットには硬質かつしなやかなDLC(ダイヤモンドライクカーボン)を素材として採用した。

これらの設計により、電気信号から空気振動への変換効率を向上。全体的な音の表現力を高め、豊かな音場の再現、強靭な低音、自然で魅力的な中音、優れた高域分解能を実現したとのこと。

ドライバーに加え、低音域の音響を向上させる特許技術「F.T.B.S」も新たに採用。筐体内に配置した、緻密な計算にもとづく繊細な構造により、深みのある低音を実現しつつ繊細な表現も可能にするとアピールしている。

前モデルFD5からは「アコースティック・プリズム・システム」を継承。スピーカーのトゥイーターで用いられる技術を参考に、ドライバー前方に円錐形状のディフューザーを設置することで、高域の位相を整え、全体的な音の拡散性を改善するという。

ノズルは着脱交換が可能で、赤と黒の2種類のノズルが付属。赤のノズルは低音域を強調したボーカルの質感を高めた特性、黒のノズルは高音域を強調したより繊細で明瞭度の高い特性を備え、好みや楽曲に合わせてサウンドを調整することができる。

筐体素材には、医療用器具にも採用される耐久性に優れたサージカルステンレス316Lを採用。手作業の磨き加工とコーティング仕上げを施し、高い質感と耐久性を追求した。フェイスプレートも丁寧な仕上げにより「フォルムの美しさと優れた性能を両立し、シンプルでありながら印象的な美しさが特徴」と説明する。

デザインについても、内部の不要な共振と音の反射を低減する円筒形を採用しつつ、人間工学にもとづき装着感を追求。ノズルは6.7度の角度をつけるとともに長さを最適化。MMCXコネクター部はカーブ状にカットすることで、耳の形状に合うように工夫したほか、前面の形状も不要な隙間を排除することでフィット感を高めている。

付属のケーブルは、古河電工製の単結晶銅線(0.08㎜径20本撚線)と銀メッキ単結晶銅線(0.05㎜径10本撚線×10本)を混合した計480芯を使用し、信号伝送の純度を向上。プラグ部は着脱が可能で、接続先の機器にあわせて3.5mmシングルエンド/4.4mmバランスを付け替えられる。ケーブル長は約1.2m。

周波数特性は10Hz - 40kHz、インピーダンスは32Ω(@1kHz)、感度は112dB/mW(@1kHz)。本体質量は片側あたり約12g。付属品として、HS18イヤーピース3ペア(S/M/Lサイズ)をはじめ、チューニング効果のある3種類のシリコンイヤーピース(バランス重視/ボーカル重視/低音重視)を各3ペア(S/M/Lサイズ)、フォームイヤーピース2ペア(M)、HB11イヤホン収納ケースなどを同梱する。