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「Google Chrome」に6件の脆弱性 ~V8、WebAssembly、Dawnなどに問題
Google Chromeの安定チャネルがアップデートされ、脆弱性に対処したセキュリティアップデートが含まれている。
4件のCVE番号が明らかにされており、深刻度は高い。
さらに内部監査やファジングで発見された問題の修正も含まれている。
![「Google Chrome」に6件の脆弱性 ~V8、WebAssembly、Dawnなどに問題](/img/article/20240619/667220f70e591.jpg)
米Googleは6月18日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv126.0.6478.114/115が、Linux環境にはv126.0.6478.114が順次展開される。
本バージョンは、6件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート。CVE番号が明らかにされているのは、以下の4件だ。
・CVE-2024-6100:Type Confusion in V8
・CVE-2024-6101:Inappropriate implementation in WebAssembly
・CVE-2024-6102:Out of bounds memory access in Dawn
・CVE-2024-6103:Use after free in Dawn
脆弱性の深刻度評価は、いずれも「High」。今のところ悪用の報告はないようだが、できるだけ早い対応が望ましい。
そのほかにも、内部監査やファジングで発見された問題の修正が含まれている。
デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。