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ユニスワップ、イーサリアムL2「ZKsync」で稼働開始
大手DEX(分散型取引所)のユニスワップ(Uniswap)が、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ZKsync(ZKシンク)」に対応を開始した。
ユニスワップは、様々なブロックチェーンで利用可能になり、ZKシンク上でもトークンのスワップや流動性提供が可能になった。
ZKシンクはZKロールアップ技術を活用し、イーサリアムとの互換性を持つL2ブロックチェーンである。
![ユニスワップ、イーサリアムL2「ZKsync」で稼働開始](/img/article/20240618/667136cc000ad.jpg)
大手DEX(分散型取引所)のユニスワップ(Uniswap)が、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ZKsync(ZKシンク)」に対応を開始した。ユニスワップ開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が6月15日発表した。
これにより「ZKシンク」上のトークンをユニスワップでスワップすることや、ユニスワップにて流動性プロパイダー (LP)として同チェーンに流動性提供することで、手数料の獲得も可能になる。
今回の「ZKシンク」への展開によりユニスワップは、イーサリアム(Ethereum)やイーサL2のアービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、ブラスト(Blast)の他、ポリゴン(Polygon)、セロ(Celo)、BNBチェーン(BNB Chain)、アバランチ(Avalanche)といった10のブロックチェーンで利用可能になった。
「ZKシンク」は「zkEVM」に分類されるネットワークで、ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)を活用したロールアップ技術「ZKロールアップ(ZK Rollups)」を採用し、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)に互換性を持っているL2ブロックチェーンである。
なおロールアップとは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術のことだ。
「ZKシンク」開発元のマターラボは同チェーンの他、独自ブロックチェーンが構築できるオープンソースフレームワーク「ZKスタック(ZK Stack)」を提供している。
マターラボは、このZKスタックを用いて開発された「zkシンク」に隣接したレイヤー2ブロックチェーンや「ZKシンク」上で実行されるレイヤー3ブロックチェーンを、ゼロ知識証明を使用して相互接続したブロックチェーンのネットワークを作成することを目標にした「ハイパーチェーン構想」を掲げている。
なお「ZKシンク」では、先日6月17日に独自トークン「ZK」のエアドロップを行った。