「Windows 10」でもBetaチャネルが開設 ~まだまだ新機能を積極的にテスト

AI要約

MicrosoftはWindows 10にBetaチャネルを開設すると発表

Betaチャネルの新機能は段階的に展開され、CFRという管理仕組みで監視される

Windows 10デバイスのチャネル切り替えについての注意点やサポート終了日についても言及

「Windows 10」でもBetaチャネルが開設 ~まだまだ新機能を積極的にテスト

 米Microsoftは6月4日(現地時間)、「Windows 10」でもBetaチャネルを開設すると発表した。同社は昨年末、「Copilot in Windows」をWindows 10にも導入する方針を明らかにしていたが、こうした新機能を試験展開する場として活用するようだ。

 Windows 10のチャネルをBetaチャネルへ変更するには「設定」アプリを起動し、[更新とセキュリティ]-[Windows Insider Program]ページへ進む。このページでプレビュービルドを受信するチャネルを「ベータチャネル」へ切り替えればよい。

 Betaチャネルの新機能は「Controlled Feature Rollout」(CFR)と呼ばれる仕組みで管理されており、不具合のフィードバックなどを監視しながら、一部環境より段階的に展開が拡大されていく。それをスキップして、いち早く新機能を体験したい場合は、「Windows Update」の[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]オプションを有効化するとよい。

 なお、「Windows Insider Program」への参加には「Microsoft アカウント」が必要。OSの再起動が必要となることがある。

 「Windows Insider Program」には4つのチャネルがあるが、Windows 10デバイスをCanary/Devチャネルへ切り替えると、Windows 11の要件を満たしている場合、自動でWindows 11へアップグレードされてしまう。Windows 11の要件を満たしていない場合も、クリーンインストールなしにBeta/Release Previewチャネルへ戻ることはできない。

 しかし、Betaチャネルならば勝手にWindows 11へアップグレードされてしまったり、より安定したRelease Previewチャネルへ戻れなくなってしまうようなことはない。安心して利用してよいだろう。

 ちなみに、サポート終了日は2025年10月14日で変更はない。Windows 10でもまだ新機能の開発が積極的に行われるのは朗報だが、延命されることはないので注意したい。