「なんで下向いて投げるんですか」ノールック投法で巨人、MLBなどで活躍した岡島秀樹氏に質問

AI要約

モデルでタレントの小久保春菜(25)が新潟・十日町の地元の小学生を対象にした野球教室に参加し、野球評論家岡島秀樹氏と共に始球式を行った。

岡島氏は子供たちに声をかけながら指導し、“1ストライク限定”で勝負。子供たちに対してスポーツの楽しさや目標設定の重要性を伝えた。

岡島氏の個性的な投球フォームについて質問されると、「個性を大事にし、結果を残せば何も言われない」と語った。レッドソックス時代のワールドシリーズ優勝リングも披露し、子供たちの憧れの的となった。

「なんで下向いて投げるんですか」ノールック投法で巨人、MLBなどで活躍した岡島秀樹氏に質問

 モデルでタレントの小久保春菜(25)が26日、新潟・十日町の笹山球場で行われた地元の小学生65人を対象にした「十日町・津南 少年野球教室」に野球評論家岡島秀樹氏(48)と参加した。岡島氏を捕手にして始球式を行った。

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 巨人、日本ハム、ソフトバンク、MLBレッドソックスで快速左腕として鳴らした岡島氏は、子供たち1人、1人に声をかけながら指導。「基本の指導をしかしなかったけど、自分のチーム帰っても今日やったことを続けてください」。“1ストライク限定”でマウンドに立って、子供たちと勝負して「1球の大切さをかみしめて取り組んでください。スポーツは楽しさが大事。この中からプロ野球、メジャーリーグに挑戦して行く人が出るのを楽しみしています。目標を高く持って頑張って」とエールを送った。

 質問コーナーで「なんで下を向いて投げていたんですか」と、現役時代の個性的な「ノールック投法」について聞かれると「いい質問ですね」と笑顔。「小学校時代から、あの投げ方。小中高と結果を出し続けて直されることはありませんでした」と答えた。

 プロ入りした巨人時代には直されそうになったが「ピッチングコーチだった鹿取(義隆)さんが『岡島は下を向かないと力が入らない』と言ってくれました。アメリカに行ったら、すごい投げ方の人がたくさんいる。個性を大事にしてください。野茂(英雄)さんもイチローも独特。でも、結果を残せば何も言われない」と話した。

 MLBボストン・レッドソックス時代には、日本人投手として初めてワールドシリーズに登板。世界一に貢献した。「チャンピオンズ・リングを披露します」と取り出して、指にはめると子供たちが殺到して、憧れの目で見つめた。

 小久保春菜の父、小久保裕紀ソフトバンク監督とは「巨人、ソフトバンクで一緒にプレーしました。お父さんによろしく、頑張って」とエールを送った。【小谷野俊哉】