瀬戸内寂聴さん“66歳差”秘書・瀬尾まなほさん、最愛の祖母死去「毎年のように大切な人が…」

AI要約

作家、僧侶の故・瀬戸内寂聴さんの秘書を務めた瀬尾まなほさんが22日、自身のインスタグラムを更新。最愛の祖母の死去を報告。

瀬尾さんは祖母の急な死を受けて悲痛の心境を綴り、祖母の人柄や晩年の姿を回想した。

生前の寂聴さんとの関係や祖母が亡くなるまでの様子、葬儀の過程などを通して、瀬尾さんの感情や悲しみが描かれている。

寂聴さんや愛犬に続き、再び大切な人を失った瀬尾さんの心情がつづられ、彼女らとの別れに対するやるせなさが表現されている。

瀬戸内寂聴さん“66歳差”秘書・瀬尾まなほさん、最愛の祖母死去「毎年のように大切な人が…」

 作家、僧侶の故・瀬戸内寂聴さんの秘書を務めた瀬尾まなほさんが22日、自身のインスタグラムを更新。最愛の祖母の死去を報告した。

 瀬尾さんは「大好きなおばあちゃんが亡くなりました。急だったのもあって、『5月はなんだかんだで予定あって、6月入ったら行くね!』なんて言ってたら、もう会えないなんて」と悲痛の心境を告白。「また、なんてないなぁと痛感しました」と、祖母と笑顔でアイスクリームを手にするショットともにつづった。

 近況について「おばあちゃんは手芸が得意で、2階のおばあちゃんの手芸の部屋に上がると大作を製る途中でした。それを見ると泣けてきて。本人も死ぬとは思ってなかったと思う」と紹介。「おばあちゃんはたくさんの人から好かれていて、料理も裁縫も得意で、本当はデザイナーになりたかったとか」と明かし「おばあちゃんに裁縫を習いたいと方々から言われていたけれど、近年は病気もありなかなかで」としながら、「『そこにいてくださるだけでいいんです』って言われてた。そういう存在だったんだなぁ」と回想し、あらためて「品があって 優しくて 全てに公平で、我慢強くて 努力家で。尊敬できる素晴らしい女性でした」と強調した。

 生前の寂聴さんの言葉にも触れ「先生は私のことをおばあちゃんおじいちゃん思いだと、優しいと褒めてくれたけど、私が先生のもとで働くようになってから、おばあちゃんもとても喜んでくれて自慢だったみたい。先生がおばあちゃんの製るものを褒めてくれて、おばあちゃんも喜んでいたよ」と記した。

 葬儀を済ませたことも報告。「通夜も葬式も、火葬するところまで、全て見たけど、先生の時のことを思い出して、さらに泣けてきた。涙が止まらなくて、あぁ、もう嫌だなぁって」とつづると「先生やよるる、おばあちゃんと 毎年のように大切な人が亡くなっていく」と、2021年に99歳で死去した寂聴さん、昨年10月に訃報を公開した愛犬に続く別れに、やるせない思いを明かした。

 瀬尾さんは寂聴さんの晩年を約10年にわたって支え“66歳差の秘書”として知られた。