「虎に翼」弁護士を辞める…久保田先輩、無念の決断も モデル?人物の意外なその後【ネタバレ】

AI要約

NHK連続テレビ小説「虎に翼」では、久保田先輩が寅子に家族で鳥取に移り住むことを告げる。久保田は弁護士を辞めることを決意し、苦しい思いを吐露する。

久保田の決定が寅子に重くのしかかるが、仕事に一層励む。その後は中田正子さんという女性の実話を通じ、久保田の象徴的な決断が紹介される。

中田さんは家族と鳥取に移り住むも、弁護士を続け、女性で初の鳥取県弁護士会会長を務め、生涯を鳥取で過ごす。

「虎に翼」弁護士を辞める…久保田先輩、無念の決断も モデル?人物の意外なその後【ネタバレ】

 21日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」では、寅子(伊藤沙莉)と同時に高等試験に合格した久保田先輩(小林涼子)が、夫の実家がある鳥取に行くと寅子に告げる。弁護士もやめるという久保田に寅子もショックを隠せないが、久保田のモデルと思われる女性は、意外な?その後を送っている。

 この日の「虎に翼」では、久保田が偶然出会った寅子を竹むらに誘い、夫の実家がある鳥取に家族で移り住むことにしたと告げる。驚く寅子。久保田は「弁護士の仕事も辞めると思う」と言い「婦人弁護士なんて物珍しいだけで、誰も望んでなかったんだ」と心のうちを吐露する。

 久保田は涙を浮かべ「結婚しなければ半人前、結婚すれば弁護士の仕事も家の事も満点を求められる…。絶対満点なんてとれないのに」と、これまでの苦しかった思いをぶちまける。久保田は寅子に先駆けて法廷デビュー。結婚も出産も経て仕事に取り組んでいたが、やはり大きな壁にぶち当たっていたようだ。

 久保田の「弁護士を辞めると思う」という言葉は寅子に重くのしかかる。「もう私しかいない」。寅子は今まで以上に仕事に励むが…。

 この久保田先輩のモデルと思われる女性は中田正子さんという女性。昭和12年に女性で唯一、筆記試験に合格。口述試験は落ちてしまうも、翌年には寅子のモデルの三淵嘉子さん、久米愛さんとともに合格している。中田さんは女性向けの雑誌に法律相談コーナーも持っていた。

 この中田さんは、やはり夫の実家がある鳥取に移り住むも、弁護士は辞めず、その後は女性で初めて鳥取県弁護士会会長を務めるほどに。その後は生涯、鳥取で過ごしている。

 なお、ドラマ公式では、久保田先輩のモデルは示されていない。