<宮藤官九郎>小池栄子&仲野太賀W主演で初の医療ドラマ フジテレビで「ロケット・ボーイ」以来23年ぶりオリジナル脚本

AI要約

宮藤官九郎が23年ぶりにオリジナル脚本で初の医療ドラマを手掛けることが明らかになった。

小池栄子と仲野太賀がダブル主演する「新宿野戦病院」は、新宿の病院を舞台に様々な患者と医師たちの物語を描く。

米国籍の元軍医と美容皮膚科医が、叔父の病院で新たな医療の道を切り開く姿が描かれる。

<宮藤官九郎>小池栄子&仲野太賀W主演で初の医療ドラマ フジテレビで「ロケット・ボーイ」以来23年ぶりオリジナル脚本

 「不適切にもほどがある!」のヒットで話題を呼んだ宮藤官九郎さんが、フジテレビでは「ロケット・ボーイ」(2001年)以来約23年ぶりとなるオリジナル脚本で、初の医療ドラマを手掛けることが明らかになった。俳優の小池栄子さんと仲野太賀さんが初共演にしてダブル主演を務める7月期連ドラ「新宿野戦病院」(水曜午後10時)で、小池さんは米国籍の元軍医、仲野さんは年老いた叔父の病院に勤務する美容皮膚科医を演じる。

 新宿・歌舞伎町の路地にひっそりと建つ「聖まごころ病院」を舞台に、突如として現れた米国籍の元軍医、ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池さん)が、叔父の古びた病院で麻酔医の経験を積みつつ美容整形クリニックとしてリニューアルオープンするという野心を抱いている高峰享(仲野さん)とともに、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な患者たちと物語を繰り広げる救急医療エンターテインメント。また宮藤さんとは23年前に「ロケット・ボーイ」をともに作り上げた河毛俊作監督たっての熱烈オファーで今回のタッグが実現したという。

 小池さんが演じるヨウコ・ニシ・フリーマンは米国籍の元軍医。アメリカのニューオーリンズに生まれ、14歳で母親と2人でカリフォルニアへ移り、その後医大に合格し、28歳で医師免許を取得。13年間軍隊病院で働いていた過去を持つ。岡山弁や英語交じりのその口調に独特の個性がにじみ出た明るく芯の通った性格。親の影響で、軍医を志望する中、いきなり戦地に配属され、銃弾が飛び交う“野戦病院”において、兵士や住民の救急活動を行うことになった。とある戦地で出会った瀕死状態の兵士が死に際、ヨウコに大切な物と、あるメッセージを自らの最後の力を振り絞り託す。そして、ヨウコはその兵士との約束を果たすため、日本に向かうことになる。

 一方の仲野さん演じる高峰享は、父譲りの金もうけ主義者で、叔父の古びた病院には麻酔医の勉強で来ているが、美容整形クリニックとしてリニューアルオープンするという夢を抱いている。チャラくいけすかない典型的な気取り屋タイプで、夜は聖まごころ病院で麻酔の勉強をしながら、昼は週3で広尾のビューティークリニックで働き、アンチエイジング療法を学んでいる。趣味は港区女子とのギャラ飲みで、お金を使って派手ににぎやかな世界に生きている。しかし、ヨウコとのひょんな出会いから、享の生き方に変化がもたらされていく……という役どころだ。