神田伯山 浅野忠信『SHOGUN』の演技に注文「そんなしゃべり方しねえだろ!」「腹立つ」

AI要約

講談師の神田伯山がTBSラジオに出演し、エミー賞受賞ドラマ「SHOGUN将軍」の演技についてダメ出しをした。

伯山は西岡徳馬さんや真田広之さんを褒めたが、浅野忠信さんの演技に違和感を表明した。

伯山は時代劇の演技に対する考えや浅野忠信さんの自然体演技に対する批判を述べた。

神田伯山 浅野忠信『SHOGUN』の演技に注文「そんなしゃべり方しねえだろ!」「腹立つ」

 講談師の神田伯山が20日放送のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」に出演。エミー賞で史上最多の18の賞を獲得した「SHOGUN将軍」の主要キャストの演技にダメ出しした。

 同ドラマを視聴したという伯山は、その内容を絶賛。「西岡徳馬さん、いい演技してるわ~。いい時代劇のちゃんとした口調でやってらっしゃるの。真田広之さんも風格があって、いかにも時代劇のJACからやってらっしゃって…って歴史もあるわけじゃんか」とホメちぎった。

 そんな中、伯山は「その中で気になったのがさ、浅野忠信さんの演技が自然体がすぎるんですよね…」とボソリ。「浅野忠信さんを悪く言ってるんじゃなくて、もちろんそういう出方をしてるってことは演出で、『そういうふうにしてください』って感じになってるからだと思うんだけど、なんかめっちゃ令和なんすよ。1人だけ。『あ、宣教師来た。誰だこれ』みたいな感じなの。そんなしゃべり方しねえだろ!っていう。侍が!!っていう感じなんです」とクレームを入れた。

 そもそも現代劇でも「自然体の演技」が好きじゃないといい「ましてや江戸時代は所作だったり歩き方だったりとか、刀の差し方だったり、空気感とか、無表情なんですよ。それが日本人じゃないですか。だから浅野さんは顔の表情も豊かだし、ちょっと異質なふうにあえてしてるのかな、演出なのかな、というのわわかるんですけど…思うのは、やっぱり時代劇は〝型(かた)〟があったほうがいいんじゃないっすかね?」とバッサリ。

 伯山は昔の時代劇のように〝型〟にハマり過ぎていても客は見づらいと理解を示しつつ「それが自然体の演技なのかって思いながら、浅野忠信をずっと見てるんだけど、腹立ってしょうがないのよ! なんか。お前の自然体、ちゃんと型を身に着けてからやれよ!!」と語気を強めた。

 しかし反響を気にしたのか、すぐさま「ちょっとマズいんじゃないの…」とおじけづいていた。