『ワンピース』空白の100年で何があった? おでんの妻“トキ”が見逃せないワケ

AI要約

人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』の「ワノ国編」で登場した「光月(旧姓:天月)トキ」は非常に謎の多い人物で、800年前の過去から来たことが明かされています。

トキは「トキトキの実」の能力を使って自分や他人を未来へ飛ばすことができる能力者であり、「ジョイボーイの仲間説」や「Dの一族」など様々な謎が浮上しています。

ビビの先祖である可能性やアラバスタ王国の出身説、さらにはリリィとの関連や天竜人との絡みなど、トキの正体に関する情報が複数示唆されています。

『ワンピース』空白の100年で何があった? おでんの妻“トキ”が見逃せないワケ

 人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』の「ワノ国編」で登場した「光月(旧姓:天月)トキ」は非常に謎の多い人物ですが、本人の口からその真相の多くは語られる前に亡くなります。ネット上では、トキについて「重要人物だったのではないか」「月の秘密についてなにか知ってそう」と話題を集めていました。

 トキは「ワノ国編」の「光月おでん」の過去回にて登場した人物で、800年前の過去から来たことが明かされています。トキは、自分や他人を未来へ飛ばすことができる「トキトキの実」の能力者で、この能力を使って800年前から、おでんが生きる時代に飛んできました。

 この800年前は、世界政府が研究を禁止している「空白の100年」の直後にあたると考えられます。トキは死ぬ寸前に「過去から逃げてきた」と語っており、800年前に何かしら事件が起きたことが想像できます。

「エッグヘッド編」で「空白の100年」について、「Dr.ベガパンク」の口から詳細が少しだけ語られており、「ジョイボーイ」たちと、「20の王国」の連合軍が戦い、ジョイボーイたちが敗北したことが判明しました。このことからトキに「ジョイボーイの仲間説」が浮上したのです。

 トキがおでんと出会ったときに着ていた着物には三日月の近くに、ツバメに似た鳥がデザインされており、このデザインは天月家の家紋だと考えられています。一部のファンから「Dの一族は月の民の末裔ではないか」という意見があることから、「Dの一族」が月の民の末裔であり、それが理由で家紋に月のマークが使われていたとしたのかもしれません。

 また、ジョイボーイに勝利した20の王国の連合軍の人びとは、のちにこの世界の神とも呼ばれる「天竜人」となっています。「Dの一族」は「神の天敵」といわれているため、トキが「Dの一族」だった場合、共通の敵を倒す目的で、ジョイボーイの仲間であってもおかしくありません。

 さらに、トキは髪の色が青っぽいということで、ビビの先祖にあたる「ネフェルタリ・D・リリィ」なのではないかという考察もあるようです。共通しているのは髪の色だけですが、トキは自身がどこで生まれたのか知らないため、出身がアラバスタ王国である可能性も考えられます。

 リリィは「歴史の本文(ポーネグリフ)」を世界中にばらまいた人物であり、天竜人である「五老星」たちは、このことを「大失態」と語っています。もしかしたら、この大失態のせいで天竜人たちに追われ、過去から未来へ逃げたのかもしれません。

 800年前から逃げてきたトキが重要人物であることは間違いありません。本人の口から語られることはありませんが、夫であるおでんに事情を話していた可能性はあるでしょう。おでんの日記を読み込めば、トキが過去から逃げてきた理由が明らかになのかもしれません。