東京ディズニーランド「Reach for the Stars」レビュー

AI要約

東京ディズニーランドは新たなナイトショー「Reach for the Stars」を公開した。シンデレラ城で行われ、ディズニー映画やマーベル映画の名シーンを音と光で再構成する約20分のショー。

プロジェクションマッピングや花火、炎などを使用し、高度な演出を行っており、感動的な花火演出が多く使われている。

新たなキャラクターが数多く登場し、マーベル映画のキャラクターも初登場。フィナーレではさらに多くのキャラクターが登場し、幻想的な雰囲気で幕を閉じる。

東京ディズニーランド「Reach for the Stars」レビュー

 東京ディズニーランドは9月19日、新たなナイトショー「Reach for the Stars」をメディア向けに初公開した。

 「Reach for the Stars」は、シンデレラ城にて実施される新たな夜のエンターテイメントショー。ディズニー映画やピクサー映画、またマーベル映画の名シーンをつなぎ合わせながら、音と光の演出で再構成していく。上映時間は約20分。

 ポイントは、城を使ったプロジェクションマッピングのほか、ビームや花火、炎などを使って、より壮大なショーに仕上げている点。特に花火の打ち上げタイミングは音だけでなく映像ともピッタリと合っていて、たとえば映像内で矢を放つと、城の外側に差し掛かるところにちょうど花火が上がり、矢が夜空に飛び出し、スッと溶け込んで消えていくような演出になっていたりする。

 また感動的だったのは、光がシンデレラ城の左右から、頂上に向かって円を描くように放たれる花火演出が多く使われていたこと。城に星がかかる、ディズニー映画ではおなじみのオープニングアニメーションの再現かのようで、次々に移り変わるディズニーの映像と合わせて、映画の感動が蘇ってくるようだった。

 また「Reach for the Stars」には、東京ディズニーリゾートのエンターテイメントプログラムに初登場するキャラクターが多く登場する。

 「ウィッシュ」や「ミラベルと魔法だらけの家」、ピクサー映画からは「あの夏のルカ」「ウォーリー」などが初登場。ほかにも一瞬ながら、数多くのキャラクターが登場する。「ヘラクレス」や「ダンボ」など、懐かしい映画も採用されているところが嬉しい。

 そしてさらなる注目は、マーベル映画のキャラクターが初登場することだ。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のロケットとグルートにはじまり、アイアンマン、ドクター・ストレンジ、キャプテン・アメリカ、スカーレット・ウィッチ、スター・ロードなど、スーパーヒーローたちが一斉に姿を見せてくれる。

 ディズニー映画などとは雰囲気や演出がガラリと変わり、マーベル映画らしい世界を見せてくれる。特にアイアンマンの手からレーザービームが放たれるシーンは“らしさ”全開で、必見だ。

 そしてショーはフィナーレに向かって、さらに盛り上がっていく。フィナーレではそれまで登場したキャラクターに加え、「インサイド・ヘッド2」など数多くのキャラクターが次々と現われる。

 最後には、「イマジネーションの翼を広げ、夢の世界へと飛び立とう」というショーのメッセージと合わせて、惜しみない光と音、花火と炎の演出で締めくくられる。

 マーベル映画など、新たなキャラクターが数多く登場しているところも目新しいが、それらを彩るパワーアップした演出も見どころだろう。東京ディズニーランドの新たな目玉として、存在感を放つエンターテイメントになりそうだ。

(C)Disney