wacciの新曲「どんな小さな」、松下洸平主演ドラマの主題歌に…ボーカル橋口の思い&松下コメントも

AI要約

5人組バンド・wacciの新曲「どんな小さな」が、俳優・松下洸平主演の日本テレビ系「放課後カルテ」の主題歌に決まった。

「どんな小さな」は懸命に生きる人への応援歌であり、子どもたちの弱さや葛藤に寄り添う曲。

バンドと松下は13年来の戦友で、今回のタッグは本当に幸せなことだと感じている。

バンドwacciは応援歌を得意とし、「どんな小さな」も前向きな言葉を届けることよりも相手の心に寄り添うことを重視して制作された。

松下からは曲が素晴らしいとの称賛があり、バンドにとっては重要な作品になった。

松下はドラマの撮影中であり、主題歌と本編を一体化させることで最強の作品を作り上げることに期待している。

バンドwacciは、東京でのツアーファイナルを迎えるなど精力的に活動中である。

wacciの新曲「どんな小さな」、松下洸平主演ドラマの主題歌に…ボーカル橋口の思い&松下コメントも

 5人組バンド・wacciの新曲「どんな小さな」が、俳優・松下洸平主演の日本テレビ系「放課後カルテ」(10月12日スタート、土曜・後9時)の主題歌に決まったことが18日、分かった。このほどスポーツ報知の取材に、同曲の作詞作曲を務めたボーカル・橋口洋平が曲に込めた思いなどを語った。

 バンドと松下は「同じ事務所で切磋琢磨(せっさたくま)してきた」13年来の戦友だ。22年には松下出演ドラマの挿入歌「恋だろ」が大バズリし、レコード大賞優秀作品賞を受賞した。

 今回は松下の地上波初単独主演作で、主題歌としてタッグを組むことがかない、「本当に幸せなこと。僕らも音楽畑で何とか必死にくらいついてここまで来ましたけど、洸平君は今やとんでもなく売れまくっていて…洸平君の活躍に恥じない曲にしたいなと」と制作にも熱がこもった。

 本作は小学校の保健室に常駐する学校医(松下)が、鋭い観察眼で児童のSOSを見逃さず救う物語。12日リリースの同曲は「懸命に生きる人への応援歌」をテーマに手掛け、「今年はラブソングを連続でリリースしていたので久しぶりの応援ソングです。子どもたちが心の奥に隠す弱さや葛藤に『そのままでいいんだよ』と寄り添う、“お守り”のような曲になれば」と思いを込めた。

 代表曲の多いラブソングと並んで、応援歌はバンドの「得意分野」だ。橋口は「応援するという意味では前向きな言葉を届けたいけど、まずはその手前にある、その人の心のかぎを開けて、ドアを開けて、きちんと言葉を届けるって過程が大事だと思っていて。『どんな小さな』もそういう作りにはなっていますが、相当苦労もありました…」と産みの苦しみもあった様子。

 歌詞には「仲良しがつらかったり 優しさが痛かったり」など奇をてらわず、聴く人に徹底的に寄り添った“wacciらしさ”あふれる言葉が並ぶ。松下からは、橋口に直接電話があったといい「洸平君は、曲がよかった時に必ず『やってくれたね!』って開口一番言ってくれるんです。今回は『演じている役の気持ちを重ねられるし、すごくいい曲で感動したよ』とも言ってくれました」と安堵の表情を浮かべる。

 絶賛撮影中の松下は「曲を聴いて、少なくとも僕は確信しました。このドラマは絶対に面白くなる!と。本編と主題歌は一心同体。最強のギフトを頂きました」とバンドに感謝。本作プロデューサーも「強く優しく背中を押してくれる曲」と物語との相乗効果に期待を寄せている。(奥津 友希乃)

 ◆「wacci」橋口洋平(ボーカル・ギター)、小野裕基(ベース)、因幡始(キーボード)、村中慧慈(ギター)、横山祐介(ドラム)の5人組。09年に結成。12年にミニアルバム「ウィークリー・ウィークデイ」でメジャーデビュー。21年に初単独武道館ライブを開催。代表曲は「別の人の彼女になったよ」「恋だろ」など。現在ツアー中で、10月25日に東京・昭和女子大学人見記念講堂で最終日を迎える。

 ◆松下コメント全文

 ドラマの撮影が始まって2週間ほど経過し、少しずつ第1話の輪郭が見えてきましたが、まだこの作品が視聴者の皆様にどんな形で届くのか想像し切れない部分もあります。けれど、wacciさんの『どんな小さな』という曲を聴いて、少なくとも僕は確信しました。このドラマは絶対に面白くなる!と。

 本編と主題歌は一心同体だと思っています。僕たちがどれだけ考え、演じ切っても、それでも足りない最後の1ピースが主題歌だとしたら、僕たちは今回最強のギフトを頂きました。この曲に恥じないよう、僕たちは1カット1カットに情熱と愛情を込めて演じていこうと、改めて強く思わせてくれた、そういう楽曲です。