ドラマ「将軍」人気で、サムライ体験求める観光客も増加 新宿区
ドラマ「SHOGUN 将軍」がエミー賞受賞し、サムライシアター東京でのサムライ体験人気が急上昇。
観光客は本物の日本刀を使う体験を求め、来場者数が150-200%増加。
「将軍」は日本語を多く使用し、世界中で注目を集める一方、サムライ文化の復活にも貢献している。
米テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞で作品賞などを受賞した連続歴史ドラマ「SHOGUN 将軍」。日本刀の扱い方を教える「サムライシアター東京」(新宿区)では、本格的なサムライ体験を求める観光客が増加しており、経営者はドラマの人気と関係があると考えている。
本物の「サムライ」体験を求める観光客。
ここは新宿区の「サムライシアター東京」。エミー賞受賞のドラマ「将軍」は新たな息吹を吹き込んだという。
経営者によると、ドラマ効果もあって来場者は昨年から150―200%増加したという。
オランダから来たドミニク・ルノーブルさんは、「将軍」で見たのと同じような本物の日本刀を使うのが目的だった。
「『将軍』はよくできていて演技も自然だ。特に台詞のほとんどが日本語であるところが気に入っている」
「将軍」は、1シーズンのドラマとしては最多の18部門で受賞。戦国時代を舞台にした歴史ドラマで、キャストの大半が日本人。主に日本語が話されていることで注目を集めている。
同シアターで剣術を披露する斬術家の上出眼清氏は、ドラマのファンだ。
居合斬法会代表の上出眼清氏
「日本のいわゆる古い文化がよみがえり、世界中の人々に(ドラマの)起源を知ってもらえて嬉しい」