藤井聡太王座、89手目で午後のおやつに 藤井王座は「パイナップルパン中国茶セット」、永瀬拓矢九段は「シャインマスカットエクレール」を注文【王座戦第2局】

AI要約

藤井聡太王座と永瀬拓矢九段による第72期王座戦第2局が行われ、藤井王座が初防衛へ王手をかける展開となっている。

対局は角換わりの戦法で進行し、藤井王座が永瀬九段に対し攻勢を仕掛ける展開となっている。

対局の結果は同日夜に決着がつく見込みで、藤井王座が本局も勝利すれば初防衛となる。

藤井聡太王座、89手目で午後のおやつに 藤井王座は「パイナップルパン中国茶セット」、永瀬拓矢九段は「シャインマスカットエクレール」を注文【王座戦第2局】

 将棋の藤井聡太王座(22)=竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖との七冠=に永瀬拓矢九段(31)が挑戦する第72期王座戦5番勝負第2局が18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで指され、先手の藤井王座が89手目を考慮中に午後3時となりおやつが運ばれた。ここまでの消費は藤井王座が2時間41分、永瀬九段は2時間27分。おやつは藤井王座が「パイナップルパン中国茶セット」、永瀬九段は昼食時に注文済みの「シャインマスカットエクレール」とアップルジュース、グレープフルーツジュースを選んだ。

 第1局を後手で先勝した藤井王座は、2局連続となる角換わりの選局を選択。永瀬九段も応じた。チェスクロック使用で考慮時間がそのまま消費時間となることもあって、前例のある手順でテンポよく進み、開始から30分で76手目まで進んだ。しかし永瀬九段の76手目、9筋の攻めで前例がなくなると、藤井王座が端攻めを受けずに相手の玉頭にいた4筋の歩を伸ばす77手目に57分の初長考。永瀬九段が銀を狙って打った桂馬も手抜きで4筋に香車を打って攻撃力を補強した81手目に45分を投入し、消費時間が永瀬九段より2時間以上長くなった。

 しかしこの攻めに永瀬九段も初めて手を止め、82手目に昼食休憩を挟んで74分を費やすと84、88手目に30分ずつ使って、消費時間の差がほとんどなくなった。本局は同日夜、決着の見込み。藤井王座が本局も勝てば初防衛、2連覇に王手がかかる。

 本棋戦は昨年の第71期と同じ顔合わせで、昨年は永瀬王座に藤井七冠が挑戦し、3勝1敗で奪取に成功。史上初の全八冠保持を達成した。両者の対局成績は藤井王座の16勝7敗。タイトル戦では過去2度顔を合わせて藤井王座が防衛1、奪取1。