"フォートナイト日本一"に輝いた高校生が語る、eスポーツに青春を賭ける理由

AI要約

現在、eスポーツの盛り上がりが急速に拡大しており、世界大会やIOC主催の大会も行われるようになっている。

中・高生に人気なFORTNITEを題材にした高校eスポーツ大会「STAGE:0」で活躍する日本人選手の姿が注目されている。

世界的なトッププレイヤーである高校生選手たちが国内大会での優勝を喜び、将来への期待が高まっている。

「eスポーツ」の盛り上がりが凄まじい。今ではストリートファイターシリーズに代表されるような格ゲー(格闘ゲーム)の世界大会が、競技参加者だけで1万人を超えたり、優勝賞金が何と100万ドルというゲームの大会(FNCS(Fortnite Championship Series))すら存在したりする。

折しもIOC(国際オリンピック委員会)がeスポーツの大会新設を宣言し、来年サウジアラビアで第1回大会が開催されることが決まるなど、機運が高まり続けている。

数あるタイトルのなかでも中・高生に特に人気なのが「FORTNITE(Epic Games)」だ。TPS(Third Person Shooter:3人称視点のシューティングゲーム)に分類され、世界中でのプレイ人口は数億人を超える。

FORTNITEは、舞台となる島の中で、建築(ビルド)と武器による攻撃を駆使して相手チームを倒し、最大100人の中からただ1組の勝ち残りをめざすゲームだ。

この夏(8月10日~12日)、eスポーツ競技の発展と世界で活躍する日本人選手の輩出を目指し、国内最大級の高校対抗eスポーツ大会「STAGE:0」の第6回大会が開催された。

そのFORTNITE(バトルロイヤル部門)優勝チームの、ルネサンス高等学校(運営:ブロードメディア株式会社)の「しぇろんていらー」のお二人に、『僕たちがゲームに人生を賭ける理由』の著者が話を聞いた。

「STAGE:0」グランドファイナルから1週間と少し。二人の所属するルネサンス高等学校池袋キャンパスでお話をうかがった。

両名とも現在高校2年生。17歳といえば、自分を例にあげると一人で新幹線に乗るのすら危うかった年齢に思えるのだが、お二人のたたずまいは堂々としたものだ。

それもそのはず、shelomfv(しぇろん)選手は昨年のFNCS世界大会(優勝賞金はなんと100万ドル!)で、高校1年生にして世界5位を獲得しているし、Taylerfv(ていらー)選手も、昨年度の「STAGE:0」で準優勝している。二人ともすでに世界的なトッププレイヤーなのだ。

Taylerfv選手もshelomfv選手もすでに大きな業績を手にしながら、そのうえで、規模こそ国内最大級だが、あくまで高校生の大会である「STAGE:0」での優勝を「めっちゃうれしい」と語る。なぜか。