お笑い芸人ニッチェ 江上敬子さんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」6冊「グルメ×ギャグで一番だと思う作品」
CREA夜ふかしマンガ大賞2024が発表され、選考委員のマンガ愛が紹介される。
選考委員が推薦した作品やマンガを楽しむポイントが明かされる。
作品には、かわいらしい姉妹のほっこりライフから医療診療所のコミカルな日常、そして大正時代の鬼を巡るダークファンタジーまで幅広いジャンルが揃っている。
CREA2024年秋号に掲載されなかった選考委員のコメントも含め、マンガ好きの視点から作品評価が行われている。
"かわいすぎる人よ!", "じゃあ、あんたが作ってみろよ", "ハネチンとブッキーのお子さま診療録", "鬼滅の刃"など、多彩な作品が紹介されている。
各選考委員が自身のおすすめのマンガや読書ルールについて熱く語っており、マンガ愛にあふれたアンケート内容が楽しめる。
作品のテーマや登場人物に共感するコメントや、作品の読み所を紹介するコメントなど、読者も新たな作品や視点を発見できる内容となっている。
この秋、発表された「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」。選考委員を務めてくれたのは、小説家、お笑い芸人、ミュージシャン、マンガ家、テレビプロデューサー、ベテラン書店員など、各界を代表するマンガ好きの31名。
CREA2024年秋号では紹介しきれなかった、選考委員の皆さんのほとばしるマンガ愛を大公開!
「夜ふかしマンガ大賞に推薦する作品」「人生で思わず夜ふかしして読んだ作品」「マンガを読むときのマイルール」など、マンガ好き必読のアンケートです。
◆『かわいすぎる人よ! 』綿野マイコ/KADOKAWA
両親を亡くして叔父と暮らす、地味な少女・メイ。容姿端麗な叔父を羨ましく思うメイとメイがかわいくて仕方ない叔父の仲良しほっこりライフ。
「複雑な関係のふたりが、寄り添いながら日々を過ごしていく姿に、笑ったり泣いたり癒されたり。ポカポカのお風呂につかったときのような気持ちになるマンガです。登場人物が、癖ありなのに憎めない人ばかりなのも好きなポイント」(江上敬子さん・以下同)
◆『じゃあ、あんたが作ってみろよ』谷口菜津子/ぶんか社
「タイトルにすべてが詰まっているマンガだな! と、臨戦態勢で読み始めたのですが、まさか男性側(勝男)を応援することになるとは……。誰かにごはんを作る人、作ってもらう人、どちらにも読んでもらいたいマンガです!」
◆『ハネチンとブッキーのお子さま診療録』佐原ミズ、医療監修:北岡寛己/コアミックス
「子どもがいる人は、日々子どもの体調不良と闘っていますが、私も主人公と同じくそのひとりです。『なんで? 』『どうして? 』という、理由がわからない病状を診て、ブッキーが淡々と診断してくれる。その姿は、子を持つ親にとってヒーローそのもの。ブッキーとハネチンの、かみ合わないやり取りも面白い、笑える医療マンガです」
◆『鬼滅の刃』吾峠呼世晴/集英社
時代は大正。人喰い鬼に家族を殺された炭治郎は、鬼の血を浴びて人喰い鬼と化した妹の禰󠄀豆子を人間に戻す方法を模索する。鬼殺隊の一員として、鬼と対峙する炭治郎の成長していく姿を描いたダークファンタジー。
「作品が流行っていて、ずーっと『読んだほうがいい! 』と言われていたのですが、『どうせ流行ってるだけでしょ? 』と読まずにいたところ、アプリで何話か無料になっていて、読んでみると、面白すぎて一晩で読み切ってしまいました。流行っているものには理由があると痛感したマンガです」