トム・クルーズ、パリ五輪閉会式パフォーマンス「ノーギャラ」米誌報じる

AI要約

パリオリンピック閉会式でスタントを披露したトム・クルーズがノーギャラでパフォーマンスを提供したことが明らかになった。

クルーズは全てのスタントを1人で行い、無償で引き受けたと報じられている。

クルーズはハードなスケジュールをこなし、スタジアムからの降下やスカイダイビングなどを見事に成功させた。

トム・クルーズ、パリ五輪閉会式パフォーマンス「ノーギャラ」米誌報じる

 8月閉幕したパリオリンピック(五輪)閉会式でスタントを披露した米俳優トム・クルーズ(62)のパフォーマンスが、ノーギャラだったことが分かった。

 2028年ロサンゼルス大会組織委員会のケーシー・ワッサーマン委員長が、「クルーズは全てのスタントを1人でこなし、かつ無償で引き受けた」と、CNBCの番組で明かしたと米ハリウッド・レポーター誌が報じた。

 「15分の生放送番組の制作を予定しており、そのために世界で一番ふさわしいと思う人物を雇った」とコメント。しかし、クルーズはすべてのスタントを自分でやると言い張り、短時間の撮影で見事に成し遂げたという。

 クルーズは、プレゼンが始まって5分くらいで「すべてを自分がやらせてもらえるなら、引き受ける」と言い出したといい、「私たちはこれは無理だと思った。撮影時間は4時間しかなかった」と裏話を明かした。

 英ロンドンで映画「ミッション:インポッシブル」シリーズ最新作の撮影を午後6時に終えたクルーズは、すぐに飛行機で米ロサンゼルスに飛び、午前4時に軍用機に乗り込むシーンを撮影したという。

 飛行機からのスカイダイビングは、1回目が気に入らずに2度挑戦したといい、それからヘリコプターでハリウッドサインに移動して1時から5時まで撮影。すぐにとんぼ返りでロンドンに戻るハードスケジュールをやってのけたという。

 クルーズは閉会式本番では、スタジアムの屋根から降下して五輪旗を受け取り、会場からバイクで運び出すスタントも披露。その後切り替わった映像では、パリの街中をバイクで走行し、飛行機に乗り込んでロサンゼルスの街でスカイダイビングし、ハリウッドサインに五輪の輪を飾るスタントを行った。(ロサンゼルス=千歳香奈子)