狂愛BL「ハピエン」別府由来“千紘”も辛いが、包帯だらけの沢村玲“浩然”の過去が壮絶で絶句…「しんど過ぎて立ち直れない」の声

AI要約

第3話、第4話では、主人公の浩然の過去が壮絶に描かれ、視聴者をショックに陥れた。

物語は、愛に飢える2人が出会い、互いの過去や心の傷を癒していくセンセーショナルなラブストーリーである。

浩然の過去が明かされ、少年時代から違法なSMクラブで働き、辛い経験を強いられる姿が描かれる。

狂愛BL「ハピエン」別府由来“千紘”も辛いが、包帯だらけの沢村玲“浩然”の過去が壮絶で絶句…「しんど過ぎて立ち直れない」の声

沢村玲と別府由来がW主演を務める「ハッピー・オブ・ジ・エンド」(毎週月曜深夜2:55-3:55[2話ずつ放送]/フジテレビ、FODにて毎週月曜[2話ずつ]独占配信、放送終了後TVerにて1週間見逃し配信)の第3話、第4話が9月9日に放送・配信された。浩然(ハオレン)(沢村)の過去が描かれ、あまりの壮絶さに言葉を失い、胸が痛んだ。SNSでも「壮絶すぎる」「浩然って外は美しいのに中身の闇が深すぎて…」「浩然の過去しんどすぎてちょっと立ち直れないです」とショックを受ける視聴者の声が寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)

■究極のセンセーショナル・ラブストーリー

本作は、累計発行部数31万部、BLアワード2022ディープ部門第1位に輝いた、人気作家・おげれつたなかの大ヒットBL漫画を、「彼のいる生活」の沢村と「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の別府のW主演で実写ドラマ化したもの。愛に飢えた2人が出会い、不器用ながらも手に入れた束の間の平穏。お互いの過去や心の傷を、深い愛で満たしていくセンセーショナル・ラブストーリー。

沢村は、ミステリアスな美青年のケイト/浩然(ハオレン)を演じ、別府は孤独に生きる若者・柏木千紘を演じる。ケイトの知人で飲み仲間の加治役として久保田悠来、ケイトと因縁の関係にあるマヤ役として浅利陽介が共演。また、千紘の元パトロンでケイトの知人でもあるマツキ役を山中聡、ケイトの母親を俳優で脚本家の唯野未歩子がそれぞれ演じる。

■幼い頃母親と過ごした幸せな時間を思い出す浩然だったが…

家族から勘当され、金も行く当てもない千紘はある夜、行きつけのバーで超タイプの男ケイトと出会う。一目惚れをした千紘は声をかけて好感触に喜ぶが、一緒にホテルに向かって抱き合っていると、不意にケイトに電マで激しく殴られ意識を失ってしまう。翌朝、ゴミ捨て場で目覚めた千紘の前にケイトが立っていた。千紘はケイトの引っ越しを手伝い、帰る家もない千紘は成り行きでケイトの家に居候することとなる。

千紘は誕生日プレゼントとして浩然のパソコンを自由に使えることに。SNSを通じて元カレで妻帯者の駿一から連絡を受けて戸惑うが、何度かやり取りをするうちに未練のある千紘は会う約束をする。駿一と千紘のやり取りを見てしまった浩然は、2人が会う店に行って彼らを引き離す。

ある時、幼い頃母親と過ごした幸せな時間を思い出す浩然。しかし、幸せだった日々も、ある日突然母親に捨てられたことで一変する。住む場所も食べる物も困窮する浩然は加治の紹介でマヤのもとで働き始めるが、そこは居場所のない人間を集めた違法なSMクラブだった。暴力と理不尽にまみれた地獄のような場所で、浩然は心身ともに追い詰められていく。

■浩然は少年時代から違法なSMクラブで働き…

これまでも浩然が辛い経験をしてきたことが描かれていたが、第4話で明かされた彼の過去が壮絶過ぎて言葉を失った。母から捨てられた浩然は加治に仕事を紹介され、マヤのもとで働くことに。少年時代から違法な風俗で客を取り、その後SMクラブで働くようになる。

成長してからもサディスティックな客の相手をさせられる浩然。筋肉隆々の森という客は浩然に「お願いします」と乞う言葉を言わせ、力いっぱいに殴る。その容赦のないさまは直視できないほど。さらに暴力を振るわれても浩然は「そんなものより怖いのは願うことだ。普通に生きてみたい、幸せになりたい、そんなことを願うこと」と淡々と心のなかでつぶやく。達観の境地に達した浩然が辛すぎて胸が締め付けられる。

そして、マヤは「これで最後にしてやるから」と言ってなおも浩然に森の相手をさせ、浩然は誰かも判別できないほど、顔も体も包帯だらけで動けない状態となる。そのあまりに悲惨な光景に、見ているほうも声も涙さえも止まるぐらいに痛々しく感じられた。

家族から勘当された千紘も辛いが、クールに思えていた浩然の背負ってきた過去が悪夢のように恐ろしく過酷で、見ているだけで胸が痛くなり、浩然のことをギュウッと抱きしめたくなってしまった。SNSでも「胸が締め付けられて苦しい」「浩然って外は美しいのに中身の闇が深すぎて…」「見てて辛かったな」「浩然の過去しんどすぎてちょっと立ち直れないです」「壮絶すぎる」とショックを受ける視聴者の声が寄せられた。

◆構成・文=牧島史佳