「ハイスペックすぎる!」スーファミ版『ドラクエ3』新職業「盗賊」の驚異的な強さ
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のリメイク版で追加された「盗賊」という職業について振り返る。
盗賊は素早さが高く、先制攻撃で活躍するが、中盤以降は火力不足を感じさせる。
転職を使って、呪文を扱える職業と組み合わせることで、盗賊の潜在能力を最大限に引き出すことができる。
日本中を熱狂させた、ファミコン版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。そのリメイク版であるスーパーファミコン版やスマホ版をプレイした人ならば、新たに追加された「盗賊」という職業に痺れたプレイヤーも多いだろう。
ファミコン版しかプレイしていないと知らない人も多いかもしれないが、実は“最強職業”とも称される「盗賊」。今年11月に発売予定のHD-2D版でも活躍が期待される職業だ。今回は、リメイク版『ドラクエ3』でハイスペックな能力を誇った「盗賊」という職業を振り返ってみよう。
まず、盗賊の優れた点といえば、素早さが高いことが挙げられる。『ドラクエ3』では素早さの半分が守備力になり、基本ステータスの高さが優位となる。盗賊は武闘家と並ぶ素早さなのだが、装備品は盗賊のほうが優れているのだ。
鎧も、武闘家にとっての貴重な防具である「しのびのふく」や「やみのころも」を装備できるうえ、武闘家よりも多くの盾や兜を装備できるので守備力が上がりやすい。
そして、素早さがあるので先制攻撃でも頼もしい存在だ。序盤はもちろんのこと、船入手で訪れるポルトガで購入できる「はがねのムチ」は強力で、グループ攻撃が可能なことから中盤まで盗賊の強さが際立つ。
ただ、中盤以降は火力不足となるので、勇者や戦士、武闘家にすら見劣りするのは間違いない。これは力の伸びが緩く、「はがねのムチ」から装備品が充実しないのが原因だといえるだろう。
ただ、すごろく場を効果的にクリアできていたら、中盤で「ドラゴンテイル」を手に入れることは可能。これで少しはマシになるものだ。
中盤以降はなにかと不憫な存在になってしまう盗賊。だが、ここで視野に入るのが「転職」だ。素早さを活かしたまま呪文を扱える魔法使いや僧侶に転職するのも悪くない。先制して呪文を唱えられるメリットがあるからだ。
そして、逆に魔法使いから盗賊に転職するのもおすすめだ。攻撃呪文をある程度覚えた魔法使いが盗賊に転職すると素早さも高いので、こちらも先制で全体攻撃を食らわせることが可能となる。
しかも、盗賊はMPが伸びやすい。転職で呪文をそのまま使えるのも大きなメリット。レベルを上げ続ければ、後半一気に最強クラスの武器を扱えるようになる。「ドラゴンクロウ」や「はかいのてっきゅう」などは、盗賊が装備すると先制攻撃できる点が魅力だ。
