スティング、3年ぶりの新曲「アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)」のMV公開

AI要約

スティングが新曲「アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)」をリリース。バリエーション豊かなリズムを取り入れ、強力な布陣で演奏される。

スティング3.0の誕生と北米ツアーの開幕を宣言。激しいブルージーなメロディで新たな章が始まる。

リリース情報: "アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)"が配信中。スタート地点は米デトロイトのフィルモア・シアター。

スティング、3年ぶりの新曲「アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)」のMV公開

 【グラミー賞】17回受賞を誇るスティングが、新曲「アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)」をリリースし、ミュージック・ビデオも公開された。

 スティングとトリオ編成のバンドが、この新曲で解き放つのは、コンピューター科学者ゴットフリード・トゥーサン博士が“世界を征服したリズム”と呼んだリズムのバリエーションだ。このリズムの起源は西アフリカに遡り、ラテン音楽では“3-2クラーベ”と呼ばれ、ボ・ディドリーが1955年のシングル「Bo Diddley」で大々的に取り入れたことから、“ボ・ディドリー・ビート”としても知られるようになった。それは、ロック史に名を刻む最もドライブ感溢れる名曲の多くで用いられるリズムであり、スティングの新曲を駆り立てているのも、まさにこの生命力漲るビートの変形だ。

 2021年のアルバム『ザ・ブリッジ』以来の新曲で、ドミニク・ミラーのギター、クリス・マースのドラム、マーティン・キーゼンバウムのオルガンという強力な布陣に支えられ、スティングが歌い、ベースとエレクトリック・ギターをかき鳴らしている。マーティン・キーゼンバウムがプロデュース、ロバート・オートンがミックス、ジーン・グリマルディがマスタリングを担当した。

 この曲でスティングが唸るように歌う激しいブルージーなメロディには、命をかけるかのような決意が感じられる。3分22秒のマニフェストによって高らかに宣言されるのは、新たな3人編成バンド、ステイング3.0の誕生と、まもなく始まる北米ツアーの開幕だ。そのツアーは、米デトロイトのフィルモア・シアターで9月17日、18日の2日間を皮切りにスタートし、11月12日、13日のLAのウィルターン・シアター公演まで続く。

◎リリース情報

「アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)」

配信中

Photo: Carter B. Smith