「南くんが恋人!?」未知数の結末に注目集まる

AI要約

南くんとちよみの決意が描かれる第7話。ちよみは南くんの仮説を拒否し、自分も小さくなると思い込む。一方、南くんはポジティブ思考で未来を語り、最後の時間を幸福と捉える。南くんと父の晴幸との晩酌シーンでは、2人の思い出の本にまつわるエピソードも。

南くんを巡る物語に注目が集まる。アスリートとしての南くんの強さと優しさが表現され、視聴者の共感を呼ぶ。

南くんが自らを変えようとする姿や、2人の持ち物を通じたエピソードが描かれる。南くんの目指す姿は、彼が憧れるマティアスに重ね合わせられる。

「南くんが恋人!?」未知数の結末に注目集まる

 3日放送の飯沼愛主演、八木勇征(FANTASTICS)共演の7月期テレビ朝日系ドラマ「南くんが恋人!?」(毎週火曜よる9時~)の第7話は、15cmの手のひらサイズになった理由を知った南くん(八木)とちよみ(飯沼)の決意が描かれ、いよいよ来週(10日)迎える最終回での結末がバッドエンドなのか、ハッピーエンドなのか注目を浴びている(※一部ネタバレあり)。

~以下、第7話のネタバレを含みます~

 7話の冒頭では、前話で南くんから「俺はもう死んでるんだ」との告白を受けたちよみが「絶対嫌だ」「そんなの認めない」「ありえない」と南くんの仮説を断固拒否。思いつめるあまり「私も小さくなる!」とトラックの前に飛び出す姿からもちよみのショックは計り知れず、泣きながら眠る姿は「気持ちわかる」「つらすぎる」と視聴者の共感を誘った。

 一方、南くんは“覚悟”を決めたのか、アスリートらしいポジティブ思考でこれからのことをちよみに提案。自身の母と同じく“お別れの時間”が残されたことを幸福と捉え、悲しむちよみに「世界で一番ちよみが好き。自分よりもちよみが好き。自分よりもちよみが大切」と語りかける南くんが「ステキすぎる」「大人だ、かっこいい」「泣く」「南くんの愛がまっすぐ」「南くん強いなあ」と視聴者の心をわしづかみにした。

 中でも注目を浴びた南くんと父・晴幸(沢村一樹)の晩酌シーンでは、小さな男の子がお椀の舟で旅に出る日本のおとぎ話「一寸法師」や、主人公がある朝目覚めたら虫になっていたフランツ・カフカの「変身」など、南くんと同じく小さい人を巡る物語のほか、2人の思い出の本にまつわるエピソードも。ドイツの児童文学者エーリッヒ・ケストナーの名作「飛ぶ教室」で、2人とも「腕っぷしが強くてボクサーになる夢を持っていて強いんだけど優しいマティアス」が好きだったと盛り上がり、南くんは「マティアスみたいな人になろうと決めていた」と目を輝かせていた。