ウェス・アンダーソンお気に入り、映画「ペパーミントソーダ」4K修復版が日本初公開

AI要約

フランスの映画監督ディアーヌ・キュリスのデビュー作「ペパーミントソーダ」が日本初公開される。

1963年のパリを舞台にした本作は、離婚した両親と厳しい母との関係を描いており、コミカルかつ切ない日常が描かれる。

1977年の公開当時にフランスで大ヒットし、ウェス・アンダーソンもお気に入りの作品である。

ウェス・アンダーソンお気に入り、映画「ペパーミントソーダ」4K修復版が日本初公開

「ア・マン・イン・ラブ」「年下のひと」「サガン -悲しみよ こんにちは-」などで知られる、フランスの映画監督ディアーヌ・キュリス。彼女のデビュー作「ペパーミントソーダ」の4K修復版が、12月13日より東京・WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)ほかで日本初公開される。

1963年のパリを舞台にした「ペパーミントソーダ」では、両親が離婚し、厳しい母とアパルトマンで暮らす姉妹の日常がコミカルかつ切なく描かれた。キュリスが少女時代の体験をもとに、「つつましき詐欺師」のアラン・ル・アンリと共同で脚本を書き上げた。

13歳の妹アンヌ役にはこれが映画デビュー作のエレオノール・クラーワイン、15歳のフレデリック役にはオディール・ミシェルが起用された。撮影は「リバー・ランズ・スルー・イット」で第65回アカデミー賞の撮影賞に輝いたフィリップ・ルースロ、音楽は歌手兼作家のイヴ・シモンが担った。

なお同作は1977年の公開当時にフランスで大ヒットし、300万人の動員を記録した。映画監督のウェス・アンダーソンもお気に入りで、2021年にアリアンス・フランセーズ財団と協力して行った特集上映「ウェス・アンダーソンのフレンチ・コネクション」にて、オープニング作品に選んでいる。