松重豊、韓国でも「腹が…減った…」 『劇映画 孤独のグルメ』釜山国際映画祭出品&配給決定

AI要約

『孤独のグルメ』が韓国で上映されることが決定し、釜山国際映画祭オープンシネマ部門で舞台裏写真が解禁された。

作品の人気や影響力は日本国内だけでなく、海外でも高く評価され、中国や台湾でも翻訳版や派生作品が出版されている。

劇映画版では、五郎がフランス・パリで“究極のスープ”を求める姿が描かれるが、韓国でも“腹減り顔”をする理由が謎となっている。

松重豊、韓国でも「腹が…減った…」 『劇映画 孤独のグルメ』釜山国際映画祭出品&配給決定

 松重豊が監督・脚本・主演する『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)が、韓国で10月2日より開催される「第29回釜山国際映画祭」オープンシネマ部門で上映されることになった。来年3月に韓国での上映も決定。釜山国際映画祭出品&韓国配給決定を記念して、韓国でも「腹が…減った…」場面写真が解禁となった。

 『孤独のグルメ』は、同名グルメ漫画(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)を原作に、2012年1月期よりドラマ化され、Season10までシリーズを重ねる“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(いのがしら・ごろう)が、営業先で訪れた土地で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいものを独り自由に食す様子を1話完結で淡々と描く。

 原作の翻訳版はヨーロッパやブラジル、中国、台湾、韓国で発売され、中国ではウェブドラマ化、台湾では舞台化され、その人気は日本国内だけにとどまらない。

 18年には、ドラマ版Season7の韓国出張編にて五郎は韓国を訪れ、韓国料理を堪能している。この回が韓国で放送されたのをきっかけに、韓国でも『孤独のグルメ』人気に火が付き、同年韓国で最も人気のあった海外ドラマに送られるソウルドラマアワーズの招待作品賞を受賞。「ひとりごはん」がタブーとされる文化があった韓国でも、五郎のごはんを食べたときの表情やモノローグが大いに受け入れられた。

 そんな韓国・釜山で開催される釜山国際映画祭へ、シリーズ初の劇映画の出品が決定。オープンシネマ部門は、釜山国際映画祭を代表する部門で、人気、芸術性に富んだ新作や国際的に評価された作品が7作品選出され、メイン会場である「釜山シネマセンター」の野外スクリーンにて上映される。

 出品決定を受け、松重は「来年1月の日本公開に先駆けて韓国釜山の映画祭で上映されますこと、誠に光栄です。また韓国でこの番組を愛していただける方が多いことも本当に名誉なことだと思っております」と喜びのコメントを寄せた。さらに、「韓国が物語の重要な舞台になることは自然の流れでした」と、韓国も本作の舞台であることを明かしている。

 劇映画では、フランス・パリで“究極のスープ”を求める五郎が描かれることが明かされていたが、韓国でも“腹減り顔”をしているのはなぜなのか!?これまで深夜ドラマとしてひっそり(?)放送されてきた『孤独のグルメ』は、日本を飛び出し、どこまで行ってしまうのか!?想像以上にスケールアップしていることは間違いない。

■松重豊(監督・脚本・主演)のコメント

 来年1月の日本公開に先駆けて韓国釜山の映画祭で上映されますこと、誠に光栄です。また韓国でこの番組を愛していただける方が多いことも本当に名誉なことだと思っております。ですから韓国が物語の重要な舞台になることは自然の流れでした。言葉は違えども、食べ物を通して心を通わせるエピソードは笑いとともに皆様にお届けできること請け合いです。あらゆる意味で集大成とするべく井之頭五郎ことわたくしがメガホンをとりました。韓国の皆さん、楽しみに待っててくださいね。