『転生したらスライムだった件』史上最強といえば？　リムルが「敵わない」存在も

　連続2クール放送のアニメ『転生したらスライムだった件』第3期も、いよいよ終わりが近づいてきました。おそらく今期は「開国祭」のエピソードで幕を閉じるでしょう。

　ここまででずいぶんとキャラも増え、最近では「ヒナタ・サカグチ」や魔王「ルミナス・バレンタイン」など作中屈指の強キャラも深掘りされました。こうなると気になるのは、誰が一番強いのか、ということではないでしょうか。

　主人公の「リムル」が魔王へと進化し、「テンペスト」を取り巻く環境は大きく変わりました。特に「ベニマル」と「シオン」は、魔王にも引けをとらないほどの圧倒的な強さを披露しています。まずはアニメ第2期のラストで描かれた「魔王達の宴（ワルプルギス）」の出来事をベースに考えてみます。

「ワルプルギス」でシオンは、魔王「クレイマン」と互角以上の戦いを繰り広げていました。このことから彼女は、「天空女王（スカイクイーン）」の異名を持つ元魔王の「フレイ」や、同じく元魔王の「獅子王（ビーストマスター）」である「カリオン」あたりと同等、もしくはそれ以上の力を有している可能性があります。ベニマルも同様でしょう。

　シオンやベニマルと同じレベルと思われるキャラはほかにも数多くいます。「忘れられた竜の都」にある神殿の神官長「ミッドレイ」や、おそらく武装国家「ドワルゴン」の国王「ガゼル・ドワルゴ」もこの辺りの強さと思われます。ただシオンは例外で、彼女の持つスキル「料理人（サバクモノ）」は、なんとリムルを倒せるポテンシャルがあるようです。もしかすると上位陣の魔王とも張り合えるかもしれません。

　次に「八星魔王（オクタグラム）」について考えます。まず別格の強さを誇るのは、やはり最古の魔王である原初の悪魔「ギィ・クリムゾン」と竜魔人（ドラゴノイド）「ミリム」でしょう。彼らは間違いなく作中トップクラスの実力を持っているはずですが、暴風竜「ヴェルドラ」と何度も戦っているという巨人族（ジャイアント）の魔王「ダグリュール」も近しい実力者なのかもしれません。

　まだ不透明な部分があるという意味では、「夜魔の女王（クイーン・オブ・ナイトメア）」ルミナス・バレンタインの実力も気になるところです。現状のリムルと同等か、もしくはそれ以上の可能性がありそうです。

　ここで気になってくるのは、原初の悪魔「ディアブロ」の存在です。彼が現時点でどれほど強いのかという話はファンの間でもたびたび議論が繰り広げられており、一部からはリムルより強いかもしれないといった意見が上がっています。ディアブロが真の実力を発揮したら、「テンペスト」の連中もド肝を抜かれるかもしれませんね。

　まだまだどれだけ強いのか見当もつかないキャラが多い印象ですが、実はコアなファンからは「本番は3期が終わってから」「『転スラ』は4期以降から面白くなる」といった声も多く見受けられます。きっと「オクタグラム」をはじめヴェルドラやディアブロが本格的に動き出すのは、第4期以降の話なのでしょう。今後もまだまだワクワクさせてくれそうです。