スマホにまつわる「現代病」「気持ちの下がり」に打ち勝つヒントが満載!SNSで大トレンド中の"ドーパミンメニュー"について

AI要約

ドーパミンメニューとは、自分を幸福にする行動をリストアップしたトレンドで、TikTokで話題になっている。

ADHDの人がドーパミン不足を補うために生まれたコンセプトで、ドーパミンを増やす刺激的な行動を促す。

ジェシカ・マカビーが動画で紹介したドーパミンメニューは、ソーシャルメディア中毒やネガティブ情報ストレスから解放される方法を提案している。

スマホにまつわる「現代病」「気持ちの下がり」に打ち勝つヒントが満載!SNSで大トレンド中の

次々に楽しいトレンドが生まれるTikTok。最近はみんな、"キュウリ男"に夢中だったけど、次なるトレンドは意外にも健康的で、夏の終わりにぜひ取り入れてみたくなるもの。それが、「ドーパミンメニュー」だ。

基本的には、コーヒーを飲みに行く、温泉に行ってみる、部屋の模様替え、冷たい水に入る、新鮮な花を買いに行くなど、自分をハッピーにしてくれる行動を、小さなものから大きなものまでリストアップしたもので、俳優のエヴァ・ロンゴリアからTikTokで人気のマチルダ・ビーまで、あらゆる人が自分のドーパミンメニューをシェアしている。

それにしてもいったい、具体的にはどんなトレンドで、なぜ生まれたのだろう? ドーパミンメニューの基本をまとめてみた。

ドーパミンメニューというコンセプト自体は何年も前からあり、通称ドーパメニューとも呼ばれている。念のために言うと、ドーパミンとは快感や満足感を与えるホルモンで、脳が報酬を予期すると放出されるもの。

ADHD(多動性障害)の人はドーパミン値が低いことが多く、“How to ADHD”というチャンネルを運営するYouTuberのジェシカ・マカビーは、2020年に“あなたの脳に、必要な刺激をきちんと与えてあげる方法(How to Give Your Brain the Stimulation It Needs)”という動画を作成。ADHDの人が、ソーシャルメディア上で長時間にわたってドゥームスクロール(※1)することなく、必要なドーパミンがもっと放出されるように刺激を与える方法をまとめた動画で、これが大きな注目を集めた。

※1ドゥームスクロール:悪いニュースを読み続ける現代病。不安を取り除くために正しい情報を求めて、逆に不安を煽るような悲観的なニュースをどんどん読み続けてしまい、「自分も同じような事件に巻き込まれたらどうしよう」「暗く辛い未来が待っているんじゃなかろうか」と頭の中がネガティブ思考でいっぱいになってしまうこと。やめたほうがいいのに、それでもなぜかやめられない。