「海ちゃんもグッタリしてた」目黒蓮の心身を擦り減らした『海のはじまり』のハードな撮影現場

９人組の人気グループ『Snow Man』の目黒蓮（27）が、体調不良で８月15日から活動を休止していたことを21日、所属事務所・STARTO ENTERTAINMENTが公表した。

同社は、《医師の指導により大事をとって療養期間を設けさせていただきましたが、体調も順調に回復し、徐々に仕事に復帰させていただく予定となっております》と現状を報告。それに伴い、目黒が主演するフジテレビ系の月９ドラマ『海のはじまり』は公式サイトで、８月26日に放送予定だった第９話を１週延期し９月２日に放送予定と発表。26日は特別編を放送し対応することになった。

STARTO社は今年４月、旧ジャニーズ事務所（現SMILE‐UP.）から所属タレントのマネジメント業務を引き継いだが、嵐が活動休止中の現在、『Snow Man』は事務所の看板を背負う人気グループに成長した。メンバー９人の中で俳優としても活躍する目黒は超多忙な日々を送っている。

TBS系の主演ドラマを映画化した、『劇場版 トリリオンゲーム』（’25年２月14日公開）が今年３月にクランクアップした後、５月には『海のはじまり』がクランクイン。撮影と並行してグループの冠番組である『それSnow Manにやらせて下さい』（TBS系）の収録にも参加している。同ドラマの撮影がいかにハードなのかは、目黒演じる主人公の恋人役で共演している有村架純（31）がすでに自身のインスタグラムでうかがわせていた。

それ以前からネット上で激やせぶりを指摘されていた有村だったが、７月５日に自身のインスタを更新し、《日々作品に向き合っていく中で、消費カロリーが多いもので。笑》《食事は自分のペースでとっているので心配しないでね》などとつづっていたのだ。

『海のはじまり』は、目黒演じる主人公が、７年前に一方的に別れを切り出された元恋人の死をきっかけに自分との間に娘がいたことを知り、戸惑いながらも親子の絆を深めていくストーリーが描かれている。

「今作を手掛けるのは、社会現象にもなった同局のドラマ『silent』（’22年）を手掛けた村瀬健プロデューサー（50）のチーム。村瀬氏が手掛けた昨年放送の同局系ドラマ『いちばんすきな花』は評判が今一つだっただけに、今作にかける思いにはただならぬものがあったようです。

千葉の屋外での炎天下のロケが多いのですが、村瀬氏は演出にもこだわりが強く、現場に立ち会って積極的に意見を出しているそうです。撮影したシーンになかなかOKが出ずに何度も撮り直すこともあるといいます。出演者はセリフを発する際の胸中を意識しての一挙手一投足など、細かい部分まで要求されるそうで、目黒さんも含めた出演者たちはかなり心身を擦り減らしてしまっているようです。

目黒さん、有村さんのみならず、天才子役との呼び声が高い泉谷星奈さん（７）も撮影に入った当初はかなりグッタリしていた模様です」（フジ関係者）

そんな出演者やスタッフの尽力の甲斐もあってか、毎回、出演者たちのクオリティーの高い演技がネット上では高い評価を受けている。TVerなどの見逃し配信では放送後１週間の再生数が、第１話が465万回、第５話も408万回を記録するなど大きな反響を呼んでいるのだ。同ドラマの公式サイトでは、第９話の放送延期とともに、特別編を除いた12話の放送となることが発表された。その一方で平均世帯視聴率は第２話の8.1％（ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同）が過去最高。第３話以降は６～７％台を推移している。

「クオリティーが高くても視聴率が伸び悩むのは時代の流れなので仕方ないですが、全９話か10話が多いこのご時世で全12話の放送は超異例のことです。とはいえ、話数を重ねるごとに、出演者たちの疲弊度は増すばかり。いくら、作品が高評価を得て役者としてスキルアップできたとしても、体調を崩したら元も子もありません。今後、村瀬氏の作品のオファーを受ける俳優陣は限られてくる可能性もあります」（放送担当記者）

『Snow Man』は目黒が欠席した21日のYouTube公式チャンネルの生配信で11月から12月までの全国５大ドームツアーの開催を発表している。ドラマのクランクアップ後も目黒にゆっくり休んでいるヒマはないようだ。

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