「そっちとくっつくの?」主人公と思いきや…予想外の相手とくっついちゃったヒロイン

AI要約

『NARUTO-ナルト-』では、最終的には主人公のナルトとヒナタが結婚し、サクラはライバルのサスケと結ばれる展開となった。

『BLEACH』では、一護とルキアの思いが物語終盤で裏切られ、それぞれ別のキャラと結婚する結末となった。

「そっちとくっつくの?」主人公と思いきや…予想外の相手とくっついちゃったヒロイン

 主人公とヒロインの恋愛展開は、漫画やアニメを楽しむなかで気になるポイントのひとつだ。しかし、主人公とカップルになるのでは……と思われていたヒロインが、別のキャラと交際や結婚をすることもしばしばある。

 “主人公とヒロインが結ばれる”と決めてかかっていると、最終的に思わぬサプライズを受けることになるのだ。今回はそんな、意外なキャラとくっついてしまったヒロインたちを紹介していこう。

 岸本斉史氏による『NARUTO-ナルト-』は、世界中で多くのファンを獲得する少年漫画である。主人公で落ちこぼれ忍者のうずまきナルトは、アカデミーの同期生の春野サクラに想いを寄せていた。しかし、サクラはナルトのライバル・うちはサスケにベタ惚れ。このこともナルトがサスケを嫌っていた理由の一つだった。

 やがてサスケは復讐のために木ノ葉隠れの里を抜け、サクラは深く傷ついてしまう。そんなサクラを元気づけ、サスケを絶対に里に戻すと誓い、努力を続けたのがナルトだった。ナルトはその後、飛躍的に成長し里の英雄となり、サクラにとっても最も信頼できる忍者となっていく。一方、サスケはどんどん闇に堕ち、サクラを殺そうとしたことさえあった。

 サスケ不在の中、ナルトとサクラの信頼関係はどんどん深まっていく。そのため二人が結ばれると思っていたファンも少なくないはずだ。しかし、最終話でサクラと結婚していたのは、最終的には改心し里に戻ってきたサスケだったのだ。ナルトは彼に長年片思いを続けた日向ヒナタと結婚し、子どもを二人もうけている。

 ナルトがサクラにずっと片想いしてきたのを知っているだけに、長い間復讐にとりつかれていたサスケと結婚したことに複雑な感情を抱いたものだ。とはいえ、サクラはサクラでサスケを一途に想い続ける姿が印象的だったので、その想いが実を結んだのは良かった。

 久保帯人氏の代表作『BLEACH』は、多くのイケメン死神が登場するバトルファンタジーだ。本作では、主人公・黒崎一護と死神・朽木ルキアの出会いをきっかけに、世界を巻き込む大きな戦いが繰り広げられていく。

 一護にとってルキアは人生を大きく変えてくれた人物だ。一護に死神の力を分け与え、「皆を護る力」をくれた。ルキアが尸魂界(ソウル・ソサエティ)で裁かれると知った時は、命がけで乗り込んで助けようとした。ルキアも星十字騎士団が瀞霊廷(せいれいてい)を蹂躙した時には、絶望的な状況で「必ず一護が来てくれる!!!」と彼への信頼を口にしている程だ。

 しかし、原作の最終回では、一護は同級生の井上織姫、ルキアは幼なじみである阿散井恋次と結婚している。

 確かに恋次はルキアに特別な感情を抱いている描写があり、彼女の処刑が決まった時には上官である朽木白哉に一騎打ちを挑んだほどである。一方のルキアが恋次に対して恋愛感情を抱いているシーンは、少なくとも本編ではあまり描かれていなかったため、少々驚かされてしまった……。