タレント・山本量子さん、48歳で死去 コンビを組んだ山本浩之アナが生放送で追悼 声を詰まらせ「好きな赤い服を着て棺に」

AI要約

関西を中心に活動していたタレントの山本量子(やまもと・りょうこ)さんが今月18日に亡くなっていた。21日、所属事務所が発表。山本さんは48歳だった。通夜、告別式は近親者のみで執り行われている。

MBSラジオ『ヤマヒロのぴかッとモーニング』で山本浩之アナが山本量子さんを追悼し、彼女への思いを語った。

大阪府出身の山本さんは、がんとの闘病生活を続けており、所属事務所はその事実を明かした。山本さんの最後のSNS投稿やファンからの追悼の声も相次いでいる。

タレント・山本量子さん、48歳で死去 コンビを組んだ山本浩之アナが生放送で追悼 声を詰まらせ「好きな赤い服を着て棺に」

 関西を中心に活動していたタレントの山本量子(やまもと・りょうこ)さんが今月18日に亡くなっていた。21日、所属事務所が発表。山本さんは48歳だった。通夜、告別式は近親者のみで執り行われている。今年4月にスタートし、山本さんが水曜日のアシスタントを務めていたMBSラジオ『ヤマヒロのぴかッとモーニング』(月~金曜午前8時)では22日、パーソナリティーのフリーアナウンサー・山本浩之アナが山本さんを追悼した。

 生放送の番組冒頭、山本がしみじみと言った。

「この番組の水曜日アシスタントを務めていました山本量子さんが、帰らぬ人となりました。一報を聞いたのが19日のお昼前だったと思います。僕としては覚悟していた部分もありましたので、驚きはしませんでした」

 その上で通夜に参列したことを明かし、声を詰まらせながら「優しい表情で眠っていました。好きな赤い服を着て、棺の中に納まっているお量を見てホッとしました」。山本さんが長い闘病生活を知っているからこその言葉で、続けて「残念です。すごく残念ですけど、この番組を守っていくことが供養になると思います」と誓った。

 その後、山本アナは山本さんと2014年4月に別のラジオ番組で初めて会ったことを振り返り、「めちゃくちゃ面白かったです。お笑いタレントさんかと思いました」「でも、放送中で僕が間違ったことを言うと怒られました」「僕は引き笑いと注意すると、一生懸命なおそうとしていた健気な女性でした」「歌がうまったんです」「最後の方はホンマにしんどそうでした。力を振り絞って来てくれました」などと言葉に実感を込めた。

 そして、山本さんに向けて「もっと一緒にやりたかったです。本人は悔しいと思います。でも、ちゃんと役割を果たしてくれました。だから、今は『ありがとう』という気持ちしかありません。山本量子さん、お疲れさまでした。ゆっくり休んでください」と呼びかけた。

 大阪府出身の山本さんは、名前の略称である山量(やまりょう)のニックネームで親しまれ、番組MC、アシスタント、レポーターまで幅広く務めていたが、約10年間、がんと闘っていたという。所属事務所はその事実を公式サイトで明かしおり、「4月、5月には番組に復帰しましたが、また入院することになり、そのまま、再度の番組復帰を果たすことなく、48歳で人生の幕を閉じてしまいました」と報告した。

 山本さん自身は、亡くなる前日の今月17日、Xで「誕生石を留めるピアス」の投稿を引用し、「はにあしに」とつづっていた。7月31日には「何か皆様にちゃんと 報告出来る事が出て来たら お伝えさせていただきますので その時は 宜しくお願いいたします」「悲しくない事でです 大丈夫です!」と連投。訃報が伝えられた後には、ユーザーから「山量さ。。何かを皆に伝えたかったんですね。ありがとうね」「その底抜けに明るい声 いつまでも心の中でとどめておきます」「山量さん、大好きでした」などの声が相次いだ。