田中健、森田健作ラジオでケーナ演奏披露「デビュー時のキャッチフレーズは『緑の少年』」

AI要約

俳優田中健(73)が俳優森田健作(74)のラジオ番組に出演。かつての経歴や趣味について語り、演奏も披露。

田中は音楽や俳優業を通じて長年のキャリアを積み重ね、最新映画出演にも言及。

少年時代からの夢や努力を通じて、現在も精力的に活動している田中健の姿が垣間見える。

田中健、森田健作ラジオでケーナ演奏披露「デビュー時のキャッチフレーズは『緑の少年』」

 俳優田中健(73)が20日、都内で俳優森田健作(74)がパーソナリティーを務めるNACK5「青春もぎたて、朝一番!」(25日午前6時30分)とニッポン「青春の勲章はくじけない心」(9月2日午後6時20分)の収録に参加した。

 田中は1972年(昭47)に「あおい健」の芸名で歌手デビュー。森田は「当時、銀座の交差点で大きな広告を見て、次に来る人はこの人なんだと思った」。田中は「キャッチフレーズが『緑の少年』でした(笑い)。森田さんが司会をしていた(テレビ朝日)『ベスト30歌謡曲』にも出たことがありました」と振り返った。

 74年に田中健に改名して、俳優デビュー。75年に日本テレビ系「俺たちの旅」に出演して、葛藤を抱えた青年・オメダを演じてブレークした。旅に出かけた南米ペルーのマチュピチュで、古代インカから伝わる楽器、ケーナに出合った。今ではケーナの奏者としても知られる田中だが、音色を披露しながら「音が出るまで何年もかかるんですよ。よく(サイモンとガーファンクルの)『コンドルは飛んで行く』が演奏されますけど、飛ぶまでに3年かかります」と笑った。

 「34歳、お芝居を初めて10年くらいで出合いました。『俺たちの旅』でスターになって、その後ずっと探していた。好きな役者さん達が、それで食っていけるくらい没頭できる趣味を持っているので、それで探して海外に行くようになったんです。ブラスバンドの経験があったし、ドレミファソラシド(の音階)があったからよかった」と振り返った。そして、アコースティックギターを手にして演奏しながら「俺たちの旅」のエンディングの主題歌「ただお前がいい」を熱唱した。

 俳優としても11月公開の映画「海の沈黙」(若松節朗監督)に画商の役で出演する。「脚本家の倉本聰先生が60年間、温めてきた作品。それが役者に伝わっている大人の映画だと思います」と話した。