【今月見るべき新作映画】ライアン・ゴズリングの最新作は、残暑を忘れる痛快アクションラブコメ!

AI要約

ライアン・ゴズリング主演の新作映画『フォールガイ』のストーリーを要約すると、凄腕のスタントマンが復帰要請を受けるが陰謀に巻き込まれる展開に。

主要キャラクターはエミリー・ブラントとアーロン・テイラー=ジョンソンで、豪快アクションとロマンスが織り成す127分のエンターテインメント。

映画『フォールガイ』では、スタントと映画への愛をテーマにした楽しい作品となっており、8月16日より全国ロードショー開始。

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 昨年は映画『バービー』で切ないケンのバラードを熱唱し、その世界観を盛り立てた芸達者な人気者ライアン・ゴズリング。今作で彼が演じるのは凄腕のスタントマン、コルト・シーバース。もともとは1981年から1986年にかけてアメリカで放映されたTVシリーズ『俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ』の主役を、ブラッド・ピットらのスタントマンから映画監督に転じ、『ジョン・ウィック』シリーズ等のヒット作を連発するデヴィッド・リーチがスクリーンに蘇らせた。

 本作のシーバースは、人気アクションスター、トム・ライダーの腕利きスタントマンとして欠かせない存在だったが、撮影中に大怪我を負い、業界から姿を消していた。そんな彼のもとにプロデューサーから復帰要請の声がかかる。しぶるシーバースだったが、ともに撮影の裏方として働いていた元カノ、ジョディの監督デビュー作となるSFアクション映画と聞いて、ロケ地シドニーに飛ぶ。ところがジョディの方は、失敗できないデビュー作の撮影中に苦い恋の記憶など思い出したくもない風情。実はプロデューサーの思惑は他にあり、シーバースは思わぬ陰謀に巻き込まれてゆく。

 ジョディを演じるのはエミリー・ブラント。『オッペンハイマー』のアカデミー助演女優賞ノミネートも記憶に新しいが、久々に軽やかなラブコメ演技を披露している。トム・ライダー役には、『ブレット・トレイン』でもリーチ監督と組み、次期ジェームズ・ボンドの呼び声も高いアーロン・テイラー=ジョンソン。

 スタントマンの超絶技と豪快アクションの連続、嵐のような怒涛の展開に、焼け木杭に火がつくか!?のロマンスと、盛りだくさんの127分。耳に心地良いライアン・ゴズリングの一人語りに重なるKISSの「I Was Made For Lovin’ You」からはじまり、テイラー・スウィフトの「All Too Well」、ボン・ジョヴィの「You Give Love a Bad Name」等のサントラもグッド・アシスト。エンドクレジットまでもれなく楽しめる、スタントと映画への愛の讃歌『フォールガイ』は、残暑を忘れるにはもってこいの痛快エンターテインメントだ。

『フォールガイ』

8月16日(金)より全国ロードショー

BY REIKO KUBO