田崎史郎氏「とても勝てる状況ではなかった」岸田首相の不出馬理由を推察「1、2週間前まで…」

AI要約

政治ジャーナリスト田崎史郎氏が岸田文雄首相の自民党総裁選不出馬を固めた意向についてコメント。側近の見解や岸田氏の会見内容を引用しながら解説。

岸田首相の勝てる見込みが低いとの見方が広がっており、自民党内でも出馬しない方が良いとの意見が多かったことが明らかに。

岸田氏は自民党の透明性や新生自民党の姿を示すため、体制変革のために不出馬を決断したと説明。

田崎史郎氏「とても勝てる状況ではなかった」岸田首相の不出馬理由を推察「1、2週間前まで…」

 政治ジャーナリスト田崎史郎氏(74)が14日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に電話出演。9月の自民党総裁選に立候補しない意向を固めた岸田文雄首相について言及した。

 「岸田さんは1、2週間前まで悩んでいると言われていたんですね。それは不出馬を決断するのか、続投できるのか。側近の解説では、勝てる見込みがあるならば出たいと思っていた。しかし、勝てる見込みがない時にどうするかっていう風に言われていました」と切り出した。

 MCの宮根誠司から「岸田さんの側近は総裁選に出ても勝てないと踏んだのでしょうか」と聞かれ「我々が見てても勝てないと思ってました。それは麻生さんの支持はいまだ取り付けてないんですよね。で、岸田派内でもできれば出馬しないでほしいと、という雰囲気だったので。とても勝てる状況ではなかった、だろうと思います」と推察した。

 岸田氏は会見で、裏金事件などを念頭に「今回の総裁選では、自民党が変わる姿、新生自民党を国民の前に示すことが先決。そのためには、透明で開かれた自由闊達(かったつ)な論戦が必要。自民党が変わることの最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります」などと説明した。岸田内閣は2021年10月の発足から3年弱で幕を閉じる。自民は総裁選で後任を選出する。