監視カメラが飛び交う不気味なCM「iPhoneのプライバシー」で流れるフルートの楽曲は?

AI要約

Appleの新CM「iPhoneのプライバシー|視線」が7月17日より公開され、監視カメラが飛び回る不気味な世界でのストーリーが展開される。

CMでは、Safariを使ったプライバシー保護のメッセージが描かれ、Bjorn J:Son Lindhの楽曲「Billathi Askara」が効果的に使用されている。

Bjorn J:Son Lindhの経歴や音楽活動についても紹介されており、CMの世界観と音楽が絶妙にマッチしている。

監視カメラが飛び交う不気味なCM「iPhoneのプライバシー」で流れるフルートの楽曲は?

 AppleのCM「iPhoneのプライバシー|視線」が7月17日よりApple Japn公式YouTubeにて公開、TVでもオンエアされています。

 CMの舞台は、市街地を羽の生えた監視カメラが飛び回る不気味な世界。群れをなす監視カメラは、無防備にスマホをのぞく人々のそばにより、まるで生き物のような“視線”を向けて何かを読み取ろうとしています。時には家にまで入り込み、スマホを見ながら寛いでいる人を脅かすことも。そんな世界でも、iphoneユーザーの女性は、Safariをタップするだけで、次々と“鳥型監視カメラ”を撃破。SF映画のような映像とともに、Safariが利用者を追跡者から守るプライバシー保護に長けたブラウザであることをアピールするCMとなっています。

 このCMのバックで流れる音楽は、1944年スウェーデンに生まれた、フルート / 鍵盤奏者にして作曲家 / アレンジャーのBjorn J:Son Lindh(ビョルン・イーソン・リンド)による「Billathi Askara」です。同曲は、1978年のソロ・アルバム『Bike Voyage II』に収録。北アフリカ~中東の音楽要素を取り入れたエスニックなスタイルは、71年の1stアルバム『Ramadan』から際立っており、このSF的世界観のCMにも独特の雰囲気を与えています。“鳥型監視カメラ”を見た女性の叫び声とテクニカルなフルートの音色が重なる部分は圧巻でした。

 Bjorn J:Son Lindhは、ストックホルムのスウェーデン王立音楽アカデミーでフルートとピアノを学び、70年代~80年代に、ギタリストのヤンネ・シェーファーと結成したグループのほか、同国の電子音楽の草分けであるラルフ・ランゼンのグループへの参加や、マイク・オールドフィールドからオーペス、ヤン・アッカーマンなど、プログレ勢とも共演するなど、多岐にわたって活動。そのイマジネイティヴな作品群はプログレ / ジャズファンからクラブ・シーンでも注目されています。