デビュー25周年の後藤真希、デビュー直後に感じた衝撃に思いをはせる

AI要約

モーニング娘。に13歳で加入し、15歳でソロデビューした後藤真希がデビュー25周年を迎え、これまでの活動や思いを振り返る。

オーディション番組『ASAYAN』での合格から活躍までを振り返り、初心を語る後藤真希のエピソード。

自身の存在を疑うほどの才能を持つ後藤真希が、オーディション合格後の驚きやメンバーとの初対面の緊張を語る。

デビュー25周年の後藤真希、デビュー直後に感じた衝撃に思いをはせる

 もはや説明不要ともいえる歌手・タレントの後藤真希。国民的アイドルグループのモーニング娘。に13歳で加入、15歳でソロデビューすると、瞬く間に日本中がその名を知るアイドルとして活躍してきた。2008年の事務所移籍後は、ソロアーティストとしてライブのほかYouTubeでの動画配信やモデル業など、精力的に活動。今年デビュー25周年を迎えた後藤真希の人生の転機とは?【第1回/全4回】

「あっという間ですね。25年間もこの世界にいると思わなかった(笑)」

 誰もが知る国民的アイドルグループ・モーニング娘。のメンバーとしてデビューした後藤さん。今年CDデビュー25周年となるメモリアルイヤーについて、どのような気持ちか尋ねてみたら、冒頭の答えが返ってきた。

「13歳でデビューしてから、いろいろな仕事をいただいてきました。その経験がどんどん積み重なっていった先が25周年だった、っていう感じですね。25周年はこれまでとは違って、自分の考えを入れて進めていけるような、ちょっと落ち着いた感じの周年です」

 デビュー当初はまだあどけなさが残る中学生だった後藤さんも、現在38歳となった。毎回、節目となる年はライブやイベントを行ってきた。

「20周年のときは、コロナの真っ最中で、周年ライブはオンラインでやらせてもらいました。自分の中で“周年”という区切りは、“頑張ってきたな”っていう感触があるので(笑)。記念になにかやりたいっていう気持ちがありましたね」

 オーディション番組『ASAYAN』(’95年~’02年・テレ東系)では、随時オーディションの模様が放送されていた。13歳にして大物オーラをまとっていた後藤さんの存在は、すぐにお茶の間の注目を集めた。

「オーディション自体もどうやって進んでいくのか理解していなくて、右も左もわからない状況でしたね……。合宿ではみんなが練習を頑張っているのに、私は早々に布団を敷いて寝ていたり。朝のお経の時間も、座りながら寝ていたりとか……(笑)。まだ子どもだったとはいえ、自分の行動をみると非常識で怖いですよね」

 圧倒的な存在感で、プロデューサーであるつんく♂氏から「10年に1人の逸材」と言わしめた。しかし「自分ではどうしてオーディションに受かったのか不思議だった」と語る。

「オーディションは2人合格予定だと聞いていたので、最初に自分が発表された後は、“あと一人は誰なのだろう。この子かな? ”って頭の中で想像していました。そうしたら、”後藤真希、以上です“ってなって、”えっ!”って驚きました。合格が決まった2日後には、すぐにジャケットやカレンダーの撮影が決まっていました」

――メンバーと初めて対面したときは、どんな気持ちでしたか?

「もう緊張しました! 初めて会ったときに、みんなの視線が自分に全部集まっているのを感じましたね。それまで人から見られるのって、国語の授業で教科書を音読するときくらいしかなかったので(笑)。メンバーにあいさつをする時点で、もう足がガクガクしちゃって緊張しました」