「80歳になっても縄跳びのネタを続けたい」賞レース決勝から7年、写真集が激売れのアンゴラ村長が見据えるこれから

AI要約

アンゴラ村長さんのデジタル写真集『150センチ、48キロ』が異例の売れ行きを記録中。

写真集は標準体型のアンゴラ村長さんの魅力満載でありのままの姿を披露。

相方のスーパー3助さんの反応や将来の目標についても明かす。

アピールポイントは“普通”が知りたい人への新たな物差しとしての性質。

相方の3助さんは売れ行きに驚き、自身も写真集を出したいと考えている。

にゃんこスターとしての今後の目標は全国ツアーの成功や『キングオブコント』での優勝。

しかしながらアンゴラ村長さんは芸人としても活躍しながら会社員として働くことを大切にしている。

「80歳になっても縄跳びのネタを続けたい」賞レース決勝から7年、写真集が激売れのアンゴラ村長が見据えるこれから

1stデジタル写真集『150センチ、48キロ』(講談社)が、出版社も驚くほどの売れ行きを記録中の、にゃんこスター・アンゴラ村長さん。

5月16日に発売されたこの写真集は、発売数日で各電子書店の写真集部門のウィークリー1位を総なめに。“標準体型”で自然体のアンゴラ村長さんのデートっぽい姿からパジャマ、ランジェリー姿まで、ありのままの魅力が詰まった1冊になっています。

相方のスーパー3助さんの写真集への反応、そして芸人としての目標について聞きました。

――写真集が出版社も驚くほどの“異例の売れ行き”とのことですが、アピールポイントを教えてください。

“普通”が知りたい人にぜひ手にとってほしいです!人の見た目に口出しをするのは良くないという世の中になってきていると思うんですけれど、その反面で実は普通の基準を知らない人もいるんじゃないかなと思っています。

私は標準体型なのに、それでも「ムチムチ」とか言われたりする。「普通ってこんなもんだよ」っていう、新たな物差しとして知っていただく1冊としていかがでしょうか。

――売れ行きに対しての相方のスーパー3助さんの反応は?

売れたことで、「お金が羨ましい」ってことを言ってましたね。3助さんも「俺も写真集を出したい、俺も下着姿になる」って言ってます。

――では、アンゴラ村長さんがプロデュースを?

いや、3助さんの利益になることをしたいと思わないというか、勝手にやってくれという感じですかね。ネタとかは一緒にやっていますし、コンビとしての情はあるんですけれど、3助さんは人として終わっている人間なので、完全にビジネスライクです。

――6月には初単独ライブも成功し、アンゴラ村長さんが宙を舞っている姿が話題になりました。元恋人とコンビを続けているというのはどのような感じなのでしょうか?

別れた当初は確かにすごくやりづらさはありました。ネタ合わせをしようと思っても気付けば復縁の話になっていることもありました。でも、そこから4、5年経って、色々乗り越えて、今ではにゃんこスターとして、毎月新ネタを3本おろすライブもやっていますし。

お互いに「また賞レースで決勝に行って、みんなに笑ってもらいたいよね」という、目標が一緒だということを確認できているので。

――今後、にゃんこスターとしての目標は?

ネタを披露して、自分たちが面白いと思うことでご飯が食べれたらもう本当に最高です。単独ライブで全国を回ってお客さんが埋まってくれる世界になったらほんとにありがたいなという感じですね。今はちょっとずつですが、その評価がついてきていると実感しています。

2017年に『キングオブコント』で準優勝した時は、縄跳びのネタしかない状態で決勝に進んだので、自信もないし、味方もいないし、ネタもないし…みたいな感じだったのが、そこから7年かけてお客さんもついてきてくれるようになって、やっと自信を持てるようになったというか。あとは本当に結果だけついてくればという感じで、やっぱり『キングオブコント』で優勝したいですね。

今、漫才協会(一般社団法人漫才協会、ナイツの塙宣之さんが会長を務める)にも所属しているんですが、80代だったり、入院してもまた戻ってきて舞台に立ったりする漫才師の方々と一緒に舞台に出させてもらっています。

私も縄跳びのネタを続けて80歳とかになって、全然飛べなくなってるのにショートパンツをはいて頑張っていたら面白いんじゃないかなって思うんです。芸人を続けることは野望としてありつつ、そんなに肩ひじ張らずにやっていきたいなっていう気持ちです。

――アンゴラ村長さん個人では、新卒で入社された会社にまだ勤めてらっしゃるとか。

はい、月に2回ぐらいしか出社していないんですけれど、籍を置いてもらっています。ホームページを作ったり、ネットショッピングのECサイトを作ったりしている会社で、子ども向けのプログラミング教室もやっていまして、その教室の先生をやっています。

子どもたちと触れ合うことで、今の子どものことを知れたりとか、プログラミングとお笑いを掛け合わせたイベントができたりとか、そういう自分にプラスになる仕事を振ってくださっています。会社には恩があるので、私がもっともっと芸人として忙しくなって、いい広告塔になって恩返しができたらと思っています。