ねづっち「即興でお客さんから『遅えよ!』ってツッコまれたい」“80歳”超えても舞台に出たい…今後の夢を語る

AI要約

お笑い芸人のねづっちさんが、丸山茂樹のラジオ番組にゲスト出演。ねづっちさんのお笑い活動の経歴やなぞかけのコツについて話が展開。

ねづっちさんは大学卒業後に本格的にお笑い活動を始め、なぞかけにハマるきっかけとして落語家の演技を見たことを挙げる。

ねづっちさんは将来の目標として、80歳を超えても舞台で演技を続けることを語る。

ねづっち「即興でお客さんから『遅えよ!』ってツッコまれたい」“80歳”超えても舞台に出たい…今後の夢を語る

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」(毎週土曜 7:00~7:25)。7月27日(土)の放送は、お笑い芸人のねづっちさんをゲストに迎え、お届けしました。

丸山:中学時代からお笑いを目指していたの?

ねづっち:中学校のときに憧れていたんですけど、ただ当時は子どもなんでなり方がよく分からなくて、何となくそのまま高校・大学と進学して。それで、(お笑いを)始めたのは大学3年からですね。

丸山:あっ、そうなんだ!? ちゃんと自分をしっかりと見つめていたわけですね。ちゃんと大学まで行って……みたいな。

ねづっち:まあ、学校ぐらい出ておいたほうがいいじゃないですか。

丸山:それはそうだよね。そんなねねづっちさんは、日本大学明誠高校ということで。

ねづっち:はい。山梨県にありまして。

丸山:そして、大学時代にお笑いのライブに誘われたのがきっかけで、本格的に芸人の道へと。ちなみに、大学はどちらの大学ですか?

ねづっち:東洋大学です。日大に進めなかったんですよ、付属にいたのに(苦笑)。

丸山:僕、いろいろな番組を観てきたんですけど、ねづっちさんのネタ、“なぞかけ”って初めて観たので、“すっげー人が出てきたな”と思って。

ねづっち:いやいや、あの当時は緊張していましたね、やっぱり。“失敗したらどうなっちゃうのかな”と思っていました。

丸山:そうなの? 観ていてそんな感じさせなかったよ。でも、相方(お笑いコンビ・Wコロン時代の木曽さんちゅうさん)と仲が悪いということで、ずっとそっちのほうばっかりクローズアップされていたよね(笑)。

ねづっち:そうですね(苦笑)。

丸山:仲が悪いのに、何でこんなにコンビネーションが上手くいくんだと思っていたけど。

ねづっち:いや、あれはもう全部ナイツのせいですよ。

丸山:ハハハハハ!

ねづっち:テレビで言っちゃったから。

丸山:全部ね(笑)。

ねづっち:そう、それで仲の悪い仕事ばっかり来るようになって(苦笑)。

丸山:(当時はそれもひっくるめて)面白いなと思って観ていましたけど(笑)。そして、ラジオネタ職人ナンバーワンを決める大会「メールNO.1グランプリ」でも優勝と。最初から“なぞかけ”ではないんですよね?

ねづっち:じゃないです。なぞかけが好きだったんですけど、26歳のときですかね。立川流の落語家さんが高座に上がっていて、それを舞台袖で見ていたんですけど、そのときに落語の話に入る前の枕(まくら)の部分でなぞかけをやられていたんですよ。

丸山:なるほど。

ねづっち:それが、「お坊さんとかけて朝刊と解く。その心は、袈裟着て経読む(今朝きて今日読む)」っていう。それを聞いて、“うわー!”と思って。これより上手いのを作りたいなと思って、それからハマっていったんです。

丸山:あれって何かコツがあるんですか?

ねづっち:コツはオチから考えるっていう。

丸山:あ~、なるほどね。でも、何でも言えるわけですよね?

ねづっち:そうですね。

丸山:例えば、ゴルフで言うなら……(お題が)「アプローチ」って言われたら?

ねづっち:アプローチだったら、それこそ落語家さんと解く。その心は寄せ(寄席)が大事とか。

丸山:あ~、なるほどね!

ねづっち:アプローチで連想して、寄せるっていうのがあったら、寄席って落語家さんが出ているなという感じで。

丸山:(お題が)「シャンク(アイアンのフェースにボールが当たらず、アイアンヘッドのネック部分に当たってしまうミスショット)」だったらどうですか?

ねづっち:シャンクですね。えー、整いました。

丸山:えっ、もう整っちゃったの!?

ねづっち:シャンクとかけて、オリンピックで4位以下と解きます。その心は、どう(銅)にもならないっていう。

丸山:あー! なるほどね。

ねづっち:シャンクって、本当出るとき出ますよね。

丸山:僕らはめったにないですけれども、やっぱりアマチュアの方は1回出ると、どうにもならなくなるよね。シャンク病とも言うけど。それはそうと、すごいね。(お題が)何でもできるんだね。これから芸人さんとして目指すところっていうのは?

ねづっち:僕はやっぱり舞台が好きなので、80歳を超えても出たいなっていう思いがありまして。80歳になったら、さすがに(思考力や瞬発力が)だいぶ衰えていると思うんですよ。

丸山:うん。整わなくなっちゃう。

ねづっち:そう。それでも「ちょっと即興でやります」ってお題をもらって、10分ぐらい考えて「整いました」って言ったら、お客さんから「遅えよ!」って言われたいっていう。お客さんからつっこまれたい。

(TOKYO FM「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」2024年7月27日(土)放送より)