エアロスミス、ツアーステージから引退 スティーヴン・タイラーの声が回復せず

AI要約

ロックバンド・エアロスミスがツアーステージからの引退を発表。

スティーヴン・タイラーの声の怪我が回復不可能と判明し、悲痛な決断を説明。

バンドやファン、関係者への感謝の言葉を述べ、音楽を続けるよう呼びかけ。

エアロスミス、ツアーステージから引退 スティーヴン・タイラーの声が回復せず

 ロックバンド・エアロスミスが3日、Xの公式アカウントを更新し、ツアーステージから引退することを発表した。

 発表された文書では、1970年の結成以来、50年以上にわたって応援し続けてきたファンに感謝し、「皆さんのおかげで、私たちはロックンロールの歴史を作ったのです」とその栄光を回顧。

 その上で「私たちはいつも、パフォーマンスで皆さんを驚かせたいと思っていました」と言う一方で、“他に類を見ない楽器”であるスティーヴン・タイラーの声が、最高の医療チーム、自身の努力があるなかで「彼が苦労しているのを見てきた」と現状を分析。「悲しいことに、声の怪我から完全に回復するのは不可能であることは明らか」とし、「ツアーステージから引退するという悲痛で難しい決断をしました」と決断に至る経緯を説明した。

 文書では、「最後にもう一度、私たちと一緒にツアーに出ようと意気込んでくれた皆さんに、言葉にならないほど感謝しています。私たちの歴史的なツアーを可能にしてくれた熟練のクルー、素晴らしいチーム、そして何千人もの才能ある人々に感謝します。最後に、地球上で最高のファンの皆さんに感謝します」と、バンドに関わる全ての人に感謝することを伝え、「今も、そしてこれからも、私たちの音楽を大音量で流してください。夢を見続けてください。皆さんのおかげで私たちの夢は実現しました」と記した。

 また、エアロスミスの日本レーベルのX公式アカウントでは、オフィシャルのこの文書を引用する形で、「昨年スティーヴン・タイラーの喉の不調により一旦延期となり、今年末に再設定されたフェアウェルツアーですが、残念なことにスティーヴンが回復せずこのツアーは中止となることが発表されました」と伝えた。