エアロスミス、ツアー活動から引退 スティーブン・タイラーの声帯損傷が回復せず

AI要約

アメリカのロックバンド「エアロスミス」が、ボーカルのスティーブン・タイラーの声帯損傷によりツアー活動から引退することを発表。

タイラーの声帯損傷が回復不可能と判明し、バンドはツアーステージからの引退を決断。

ファンに感謝を示し、チケットの払い戻しは行われる見込み。

エアロスミス、ツアー活動から引退 スティーブン・タイラーの声帯損傷が回復せず

 アメリカの5人組ロックバンド「エアロスミス」が3日、バンドの公式SNSで、ボーカルのスティーブン・タイラーの声帯損傷が回復しないことから、ツアー活動から引退することを発表した。

 公式SNSはタイラーについて「彼は何か月も休むことなく、怪我をする前の声を取り戻そうと努力してきました。最高の医療チームがそばにいてくれたにもかかわらず、彼が苦労しているのを見てきました。悲しいことに、声の怪我から完全に回復するのは不可能であることは明らかです」と状況を説明。その上で「ツアーステージから引退するという、悲痛で難しい決断をしましたが、必要な決断をしました」と報告した。

 チケットの払い戻しなどはこれから行われるという。バンドはファンに対して「最後にもう一度、私たちと一緒にツアーに出ようと意気込んでくれた皆さんに、言葉にならないほど感謝しています。私たちの歴史的なツアーを可能にしてくれた熟練のクルー、素晴らしいチーム、そして何千人もの才能ある人々に感謝します。最後に、地球上で最高のファンの皆さんに感謝します。今も、そしてこれからも、私たちの音楽を大音量で流してください。夢を見続けてください。皆さんのおかげで私たちの夢は実現しました」と感謝した。

 エアロスミスは昨年9月にキャリア最後のフェアウェルツアー「Peace Out」が開幕したが、タイラーが声帯を損傷し喉頭を骨折したため、一時休止中。回復を待って、24年から再開する予定だった。