2024年、雑誌が“休刊ラッシュ” 女性誌「Steady.」や漫画誌「コミックバンチ」に専門誌まで…

AI要約

女性向け芸能雑誌「ポポロ」を含む複数の人気雑誌が休刊を発表。

ファッション誌や専門誌がインターネットの影響で厳しい状況に直面。

漫画誌も影響を受け、複数の月刊誌が休刊または終了を発表。

 麻布台出版社が発行する女性向け月刊芸能雑誌「ポポロ」が22日、「諸般の事情により」この日発売の9月号をもって休刊することを発表した。今年に入り、女性ファッション誌「JELLY」や「Steady.」などの人気雑誌の休刊が相次いでいる。

 「ポポロ」は、1992年6月創刊の男性アイドル誌。長きに渡り、旧ジャニーズタレントを多く取り上げてきた。

 また今年2月には、文友舎が発行・発売していた女性向けファッション雑誌「JELLY」の休刊が発表された。文友舎は自動車雑誌「ジャーマン・カーズ(German Cars)」も、同時期に休刊している。

 ファッション誌を巡っては「JELLY」だけでなく、数多くの雑誌を発行する宝島社から発売されている「steady.(ステディ)」も、来月7日発売の9月号をもって休刊する。さらに同社は、ふぁっそ「mini(ミニ)」に関しても来月発売の9月号以降、刊行形態を隔月刊(偶数月発行)に変更している。

 インターネットが発展し、雑誌を取り巻く現状は厳しく、声優雑誌「声優アニメディア」や「ドリフト天国」などの専門誌も今年に入り続々と休刊を発表している。

 打撃を受けているのはファッション・専門雑誌分野だけでなく、漫画誌も。双葉社「月刊アクション」、新潮社「月刊コミックバンチ」、KADOKAWA「月刊ブシロード」が、休刊や刊行終了としていた。