優秀な目覚ましは愛猫!?天井近くから飼い主を叩き起こす方法がダイナミック…その後の目覚め具合を聞いた

ダイナミックな方法で飼い主を起こそうとする猫が、X（旧Twitter）で話題となっている。

そこから飛び降りて飼い主を叩き起こすスタイル、もしかして定番化するの…?

こんなコメントと共に、2匹の猫と暮らす飼い主のハナさん（@chakohakulog）が投稿したのは1枚の写真。棚が付いた机の上から見下ろす1匹の猫の姿がある。キジ白の琥珀くん（1歳・男の子）だ。

琥珀くんは天井が頭に付きそうなくらいの高い位置にいて、視線の先にはベッドの上にハナさんがいる。獲物を狙うかのような鋭い目で、まさしく「これから飛び降ります」とスタンバイしているかのようだ。寝起き早々この光景を目にしたら、驚きでバッチリと目が覚めるのではないだろうか。

このダイナミックな起こし方には「ひぇ…っ、完全に飛ぶ5秒前の目だ…」「えーーー?そこからですか?」「強烈すぎな目覚ましにゃんこ」という驚き声が多く寄せられており、投稿は10万のいいねが付く話題となっている（7月18日時点）。

◆布団を剥ぎ取っていたのに急に静かになって…

その後は本当に飛び降りてきたのだろうか?また、他の方法でも起こしに来ることはあるのだろうか?ハナさんに話を聞いてみた。

ーー撮影時の状況を教えて。

投稿した日（海の日）の朝の6時頃、寝ているベッドの上から撮影しました。我が家では平日の猫たちの朝ごはんが5時30分頃なので、休日も朝6時頃になると「早く起きろ」と騒ぎだします。

この日も琥珀は一生懸命私の布団を剥ぎ取っていたのですが、しばらく無視していたところ急に静かになり、不審に思って目を開けると机の上からこちらを見下ろす琥珀を見つけました。

ーー琥珀くんの様子はどうだった?

もう絶対に飛び降りる目をして、着地する地点を探っている感じだったので、全てを諦め、とりあえずカメラを構えました（笑）

ーー見下ろす琥珀くんを見た心境は?

普段から机の上が好きな子でよくそこに居るので、それについては何とも思わなかったのですが、興奮気味に飛び降りようとしているのを見て「このままではやられる…!」と身の危険を感じました。

ーーその後は本当に飛び降りてきたの?

本当に飛び降りてきました（笑）。しかも、若干助走を付けて飛び降りてきたので、なかなか攻撃力高めでした。

不安定な飼い主の足や腹に着地して、「猫が」足を負傷する事の方がよっぽど怖かったので、体を捻って回避しました。琥珀は無事ベッドに着地し、その勢いのまま飼い主の足にめちゃくちゃ噛みついていました。

◆「非常に優秀な目覚ましです」

ーー琥珀くんはどんな子?

とにかくやんちゃで活発で、その上かなり賢い子です。琥珀は元猫白血病キャリアなのと、先住猫の茶子さん（11歳・女の子）とあまり仲が良くない事で、基本的に別の部屋に隔離しているのですが、部屋のドアを自力で開けて脱走します。

それでは困るのでチャイルドロックを付けたのですが、助走を付けてドアに体当たりし、チャイルドロックをぶち破って脱走する、という技を編み出しました。現在はチャイルドロックを2重に付けた上、ドアの外に重めのリュックを置いて対策をしていますが、それでもごはん時になるとしれっと脱走してリビングに来ます（笑）

ーー飛び降りて起こすのは、いつ頃からするようになった?

ここ2、3日の間で連続して飛び降りて起こしに来たので、まさかこれを恒例行事にするつもりじゃあるまいな、と危惧しています。幸い平日の朝は猫よりも先に私が起きるので、定番化しなそうではあります。

ーー他にはどんな起こし方をしてくる?

髪を食いちぎる、布団を剥ぎ取る、顔を殴る、足の指を噛む、飼い主の手首に付けた髪ゴムを目いっぱい引っ張って放す、などなど、多彩な方法で起こしに来てくれます。非常に優秀な目覚ましです。

ーーなぜそこまでして起こそうとするのだと思う?

間違いなくごはんの催促だと思います。平日だったら食べている時間になっても飼い主が寝ているので、手段を選ばず起こしに来ているのかと。

ーー投稿にはたくさんのいいねが付いているが?

ここまで伸びるとは思わず驚いています。リポストを見ると、皆さんお家の猫ちゃんに飛びかかられている被害者の方が多く、だからこんなに共感を呼んだのかなと思っています。

なお、先住猫である茶子ちゃんは、琥珀くんのように飛び降りて起こすことは1度もないとのこと。しかし、腹の底から出したような大声で鳴いて呼んでくるそう。理由も多くは「寂しい」からなのでハナさんが来るまで絶叫をし続けるという。

さまざまな方法を駆使してハナさんを起こそうとしてきたという琥珀くん。新たに思いついたのが“飛び降りて起こす”ということだったようだ。これからも“琥珀くん目覚まし”は活躍することだろう。