ケリー・キング、スレイヤーの公演「ヨーロッパで開催されても、俺は驚かない」

AI要約

スレイヤーはアメリカの3フェスティバルで再結成を果たし、ヨーロッパでの可能性も考えている。

ギタリストのケリー・キングは、再結成の経緯や条件、オファーを受け入れるまでの葛藤を語っている。

スレイヤーの再結成はファンを驚かせたが、所属バンドのスケジュールと両立させるために3公演のみの予定となっている。

ケリー・キング、スレイヤーの公演「ヨーロッパで開催されても、俺は驚かない」

スレイヤーは9~10月にかけてアメリカの3フェスティバルで再結成を果たすが、ギタリストのケリー・キングは、その先ヨーロッパで同じことが行われても驚かないという。

キングは、『Metal Injection』のインタビューで、「俺は現実的であろうとしていて、ツアーはもうないと明言する。それに、間違いなくアルバムもない。俺にはいま、それを自分のバンドでやるって手段があるからな。(スレイヤーは)今のところ、3公演やる。今のところと言ったのは、ヨーロッパが声をかけてくるのはわかっているからだ。“アメリカでプレイしたんだ。こっちにも来い”ってな。だから、俺はそういうことが起きても驚かない。現時点で、俺のスケジュール帳にはないが」

キングは、再結成が決まった経緯について問われると、こう語っている。「俺は長いこと、(リユニオンのオファーを)断ってきた。俺らが2019年12月1日からずっと、オファーを却下してたのは想像できるだろ。当時の俺は、“俺らが再びプレイすることはない”と思ってた。トム(・アラヤ)はリタイアした。それでも、オファーは舞い込み、金額も上がっていった。そして、俺が自分のバンドの公演の手配をしてるとき、このオファーが来た。俺はマネージャーに、“俺のバンドの話か? それともスレイヤーか? 何の話をしてるんだ?”って訊いたんだ。スレイヤーだって言われて、俺は、“あれは終わっただろ。俺はチェーンを置いた。終わりだ”って返したんだ。そしたら、最後のツアーから5周年だってことになり始め、俺は、“それはまあ、クールだな。3公演、5周年、いいよ”って言ったんだ」

スレイヤーの再結成は、今年2月、キングが2019年11月30日に開催されたスレイヤーの最後の公演以降、アラヤとは音信不通だと話した『Rolling Stone』誌のインタビューが公開されてからわずか数週間後に発表され、ファンを驚かせた。

Ako Suzuki