「たった一瞬でそんな動作を!?」瞬きの間にスゴい戦いを見せた「ジャンプのバトル漫画のワンシーン」

AI要約

バトル漫画のシーンを紹介。『聖闘士星矢』では1秒に85発のパンチを繰り出す超絶速い戦いが描かれる。

『ジャングルの王者 ターちゃん♡』では、驚きの瞬間バトルが展開される。2人の自由組手戦では1秒の間に数手の攻防が繰り広げられる。

カッコいいバトルシーンだけでなく、おふざけ要素も含むバトル漫画の魅力を楽しめる作品。

「たった一瞬でそんな動作を!?」瞬きの間にスゴい戦いを見せた「ジャンプのバトル漫画のワンシーン」

 少年バトル漫画では戦いの際、人間離れした非常にスピードのある攻撃が繰り出されている。どのような攻撃をしているかが分かるのは、作者が漫画で数秒間の出来事をしっかり描写してくれるからだ。

 しかしスピードの早い攻撃描写のなかには「たった1秒の間にそんな動作を!?」という驚きのシーンもある。そこで今回は瞬きの間にスゴい戦いをしている、『週刊少年ジャンプ』(集英社)バトル漫画のシーンを紹介したい。

 車田正美さんの『聖闘士星矢』は、1985年より連載がスタートし、国内だけでなく全世界での売上も高い作品だ。そんな本作には人間離れした、超絶速いパンチのシーンが登場する。

 ストーリー序盤、主人公の星矢はカシオスの師匠・女聖闘士のシャイナと戦うシーンがある。そこで星矢は凄まじい数のパンチを繰り出すものの、シャイナは「おまえのくりだす拳のひとつひとつがはっきりとみえるわ!!」「しかもパンチの数までも! 一秒間に85発!」と、なんとそのパンチの数を見極めている。

 そして彼女は「このシャイナをたおしたければ 一秒間に せめて100発のパンチをくりだすことさ!!」と言い、星矢を一撃で倒すのであった。

 現実的には、プロボクサーでも1秒に繰り出せるパンチの数はそれほどではない。しかし星矢は脅威の85発、しかもシャイナの場合はその数を上回り、最終的には星矢も1秒間に100発以上のパンチを繰り出せるようになるのだ。

 本当にそのようなパンチがあればどれほど凄まじいだろう。ぜひ一度、生で見たいものである。 

 徳弘正也さんの人気ギャグ漫画『ジャングルの王者 ターちゃん♡』は、1988年から連載が始まった作品だ。もともと少々エッチなギャグ漫画として人気を博したが、タイトルに“新”がついた続編ではギャグにバトル要素が加わり、さらに新たなファン層を獲得。時代を超えて愛される作品となっている。

 その続編No.143「やってきた女の巻」では、主人公のターちゃんと、中国西派32門「白華拳」の最高師範・梁師範による驚きの瞬間バトルが描かれている。

 自由組手で戦った2人。草原にいるガゼルのフンが地上に落ちるわずか1秒の間に、梁師範は空中に飛び上がってキックをし、ターちゃんはその攻撃を2回避けその両方を防いだあと、梁師範が回転して地面に着地している。

 その戦いを見たターちゃんの弟子・ペドロは「な なんなんだ今のは 一瞬の間に数手の攻防があったようだが!!」と、驚きを見せている。結局2人の勝負はお預けとなったが、戦いに関して天賦の才を持つターちゃんに舌を巻く梁師範であった。

 ターちゃんはおふざけシーンが多い作品だが、バトルシーンになると本当にカッコいい。本作ではこのほかにもマット・コーガンが0.02秒で梁師範を倒すシーンなどもあるので、ぜひチェックしてみてほしい。