大貫妙子、坂本龍一さんとのレコーディング秘話明かす「私が〝犬の耳〟と呼んでいたくらい耳のいい人だった」

AI要約

歌手の大貫妙子(70)が坂本龍一とのコラボアルバム「UTAU」初アナログ盤&ブルーレイ発売記念イベントでエピソードを披露。

坂本龍一とのアルバムレコーディングでのやり取りや感動を振り返り、坂本さんの繊細な耳の良さに驚きを共有。

坂本龍一の優しさや感情豊かな一面を大貫妙子が明かす。

大貫妙子、坂本龍一さんとのレコーディング秘話明かす「私が〝犬の耳〟と呼んでいたくらい耳のいい人だった」

 歌手の大貫妙子(70)が15日、東京・109シネマズプレミアム新宿で、音楽家の坂本龍一さんとのコラボアルバム「UTAU」初アナログ盤&ブルーレイ発売記念イベントに登場。約120人の観客の前で、坂本さんとレコーディングした際のエピソードなどを披露した。

 2010年に発売された「UTAU」の初アナログレコード盤と、同年に行われた「UTAUツアー」を収録したブルーレイ発売を記念したイベント。トークの合間にアルバム収録曲から「美貌の青空」「夏色の服」「鉄道員」の3曲が場内に流された。同所は坂本さんが音響監修を行った映画館だけに音質は抜群で、観客は大貫の歌声と坂本さんのピアノの音色に聴き入った。

 10年に札幌のスタジオで行った坂本さんとのアルバムのレコーディングを振り返った大貫。「坂本さんは私が〝犬の耳〟と呼んでいたくらい耳のいい人だった。私には聞こえないような音が坂本さんには聞こえていた。悲しいわけではなく、それに反応して涙が止まらないということがよくあった。涙が出ちゃう。私が何か悪いことを言ったのかなと『泣いてる?』と言うと、(坂本さんは)『この音に耳が反応して涙が止まらない』と言っていた」と明かした。

 司会から「坂本さんはよく泣く人だった」と聞くと、大貫は「優しい人だから」と故人の人柄を語っていた。