今市隆二インタビュー「生身の姿で歌い続ける。挑戦こそが自分らしさ」

AI要約

今市隆二がソロ・プロジェクトとして5枚目となるニューアルバム『R』を6月26日にリリースする。注目度の高い楽曲が収録され、今市隆二のボーカリストとしての多彩な表現が広がる。

今回のアルバム制作にはじまり、キャリアを重ねたいま今、歌に向かう心を、彼らしいてらいのない言葉で紡ぐ。

今年の自分のソロ活動にはコンセプトとして『R』がキーとなっており、これまでの活動を総括し、新たな表現への挑戦を果たす意気込みが込められている。

今市隆二インタビュー「生身の姿で歌い続ける。挑戦こそが自分らしさ」

今市隆二がソロ・プロジェクトとして5枚目となるニューアルバム『R』を6月26日にリリースする。発表から1カ月でYouTube再生回数400万回を越える先行配信曲『REALLY LOVE』、6月末に控えるアリーナツアータイトルでもある『RED』など注目度の高い楽曲が収録され、今市隆二のボーカリストとしての多彩な表現が広がる。インタビューでは、イニシャルを冠したアルバム制作にはじまり、キャリアを重ねたいま今、歌に向かう心を、彼らしいてらいのない言葉で紡ぐ。

──象徴的なアルバムタイトルですが、ご自身のイニシャルでもある『R』を掲げた理由から教えて下さい。

「コンセプトの話をすると、今年の自分のソロ活動は『R』がキーとなっています。一連の活動を“R”OADと名付け、ロードマップを作った上でこれからやることを想像してもらい、共有しながら“今の今市隆二“を余すことなく届ける。今年(2024年)の4月から5月にかけて開催したコンセプトライブのタイトルも『RILY’S NIGHT/LOST”R”』として“R“を探す旅というテーマになっていて、今回のアルバムへとつながる流れに。今の自分ができうる表現を余すことなく詰め込んだ作品という点でも、『R』以外にはありえなかった」

──ソロデビューから6年。今このタイミングでの発信になったきっかけは?

「活動の軸はどのメンバーも三代目J SOUL BROTHERSにある。23年はグループ活動をがっつり取り組んだこともあって、24年の上半期は自然と個人活動にフォーカスしていく時間になりました。各々がそれぞれのペースで活動する中で、自分としてはファンの皆さんとの約束を果たすための時間にしたかった」

──どんな約束があったのでしょうか?

「2年前に『RILY’S NIGHT』というホールツアーを開催して、そこが愛にあふれる場所で。ファンの方たちも愛してくれたし、自分にとっても大切な場所になったんですね。ツアーファイナルで、また別のかたちで必ず『RILY’S NIGHT』をやります、とみなさんと約束したんです。2年越しになりましたが、『RILY’S NIGHT/LOST”R”』で約束を果たすことも含めて、今一度、真正面から自分を表現しなきゃいけないと立ち返ることになりました」

──アルバム『R』は制作にもその想いが込められている?

「自分の名前をタイトルにするのは、アーティストとしてはけっこうあることなんですが、本人からするとベスト・アルバム的というか、自分が今まで積み上げてきたものを改めて見せる覚悟が求められる。自分としても、今市隆二らしさを表現していくつもりでしたが、結果的にはすごく挑戦しているアルバムになりました。クリエイターを一新したり、サウンド面でもガラッと雰囲気を変えてみたり」

──“一新する”のは、なかなか大きな決断ですよね?

「大きな決断ですけれど、自分が求めていたことでもあるんです。やっぱり長く続けているといい意味でも悪い意味でもチーム感が出来上がる。そのチームでの成功体験があると、次の挑戦が怖くなってしまったりするので、今回に関しては一度チームを解体して、再構築してスタートするイメージですかね」