10年目も思いどおりに進まない『大宮セブンライブ』。観客との距離の近さは今も変わらず

AI要約

大宮ラクーンよしもと劇場の10周年記念ライブ『大宮セブンライブ~10th anniversary~』の模様をレポート。

浴衣姿でのパフォーマンスや安田ファニーの特集など、特別な内容が満載。

大宮セブンメンバーの個性豊かな活動と、特異なライブスタイルが紹介された。

10年目も思いどおりに進まない『大宮セブンライブ』。観客との距離の近さは今も変わらず

7月7日でオープン10周年を迎えた大宮ラクーンよしもと劇場。一日大宮セブン尽くしだったこの日、実に3時間にわたるスペシャルライブとして行われた『大宮セブンライブ~10th anniversary~』の様子をレポートする。

7月7日の大宮ラクーンよしもと劇場は実に賑やかだった。劇場に並べられた大宮セブンの等身大パネルがリニューアル。バルーンで作られたフォトスポットが出現し、ロビー入口には大宮セブンとは切っても切れない存在、オートバックス大宮バイパスからの祝花も。そんななか、『大宮セブンライブ~10th anniversary~』が賑々しくスタートした。

七夕ということもあり、まずは全組が浴衣姿でネタを披露。すゑひろがりずが盛り上げてタモンズにつなぎ、ジェラードンとGAGのコントのあとは囲碁将棋、マヂカルラブリーで締めくくる。6組のバランスのよさを改めて噛み締めていると、全員集合のオープニングがスタート。

マヂカルラブリー村上はこの日、白地の浴衣を着用。体型も相まっておすもうさん感があふれてしまったことから、囲碁将棋・文田大介から「ごっつぁんです」などとイジられる。10年間を振り返り、かつて大宮に存在したガードマンのこと、壁が薄すぎたことなど、初期のころの異様ともいえる雰囲気を懐かしむ面々。

そして、この回からGAGとして大宮セブンに再加入した安田ファニーをフィーチャーしたコーナー「安田空白の449日間を取り戻せ!7分でわかる大宮セブンダイジェスト」へ。安田不在の1年数カ月の間に行われた『大宮セブンライブ』のエッセンスを抽出し、安田がひとりで経験していくことで空白を埋めるというもの。しかし、「やっちゃん(安田)のためだけに時間を割きたくない」(村上)という理由ですべてのチャレンジを7分間でやらなければならない。

安田はセブンメンバー全員にキスしたり、電飾を身にまとって客席を1周したりと奮闘していく。それぞれに忙しく活躍する大宮セブンメンバーが唯一集まるのが、月に一度の『大宮セブンライブ』。毎月全組欠けることなく集合する上、持ち回りで自分たちの発案によって企画をやるという負担の大きなことも今に至るまで続けられている。このコーナーでは、いかに大宮セブンライブが貴重で特殊な場か、そしてほかでは見られないようなライブをやっているかが改めて浮き彫りになった。そもそもの企画テーマがおかしなもの、テーマと内容が結びつきづらいものもあるため、安田は「これなんなんすか」「意味がわからない」とぼやきながらさまざまなチャレンジに挑む。そんななかで、安田は紙粘土工作が妙にうまいという長所も見つかった。