TBS系日曜劇場「ブラックペアン2」二宮手術シーンに登場する“黄金の特別仕様”判明 監督明かす

AI要約

嵐・二宮和也主演のTBS日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」がスタート。手術シーンには新たな見どころがあり、黄金のメッツェンが登場する。

前作の力強い作品を引き継ぎつつ、新たなアプローチで物語が展開される。

西浦氏が手掛ける今作に注目が集まっている。

TBS系日曜劇場「ブラックペアン2」二宮手術シーンに登場する“黄金の特別仕様”判明 監督明かす

 嵐・二宮和也(40)主演のTBS日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」(7日スタート、日曜後9・00)。今作はフジテレビ「コード・ブルー」などの演出で知られる西浦正記氏(56)が監督を務めることでも話題だ。「ブラックペアンシーズン1」では内野聖陽(55)演じる心臓外科の世界的権威が使う特製の手術器具「ブラックペアン」が象徴的に描かれていた。今作でも見せ場である手術シーンに工夫はあるのか。西浦氏は“特別仕様”が登場することを明かした。(鈴木 美香)

 タイトルにもなっている「ブラックペアン」。2018年4月期の前作では、内野演じる世界的外科医・佐伯清剛が手術を終えた後、黒い鉗子(かんし)=ブラックペアンを使用し、成功したことを表していた。6年ぶりの続編となる今作でも、佐伯の「ブラックペアン」は変わらずに描かれる。

 一方で、二宮演じる主人公は、「シーズン1」の天才的な技術を持つ外科医・渡海征司郎ではなく、人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦となるため、天城の手術シーンは新たな見どころの一つとなる。

「月9」でヒット作を生み出すなど、第一線のドラマの作り手が初めて手掛ける日曜劇場で、どんな仕掛けを込めるのか。

 西浦氏は「ブラックペアンほどフィーチャーしていませんが、二宮さん演じる天城の(術式の)“ダイレクトアナストモーシス”、その始まりのところには必ずゴールドのメッツェン(手術用はさみ)を使うようにしました」と天城の手術シーンで黄金のメッツェンが登場することを明かした。

 ゴールドの器具をこのタイミングで登場させる意図については「本人のセリフの中にも、あえて自分のことを悪魔という言い方をして、手術室は神と悪魔が共同作業する場所なんだっていうことを言ったりしています。手術の機器・メッツェンは“神とつなげるもの”というようなイメージで、例えばゴールドはどうかな?と考えました。シルバーだと普通にあるし、それ以外の色だと、おもちゃに見えてしまう可能性があるので、ゴールドにして、“神と天城がつながる”という“ダイレクトアナストモーシス”の始まりのところには必ず登場させることにしました」と説明した。

 黄金のメッツェンをきらめかせながら、二宮演じる天城が神懸かり的な手術を見せるシーン。今作の象徴的なシーンの一つになるのは間違いない。

 西浦氏は6年前の「ブラックペアンシーズン1」を「力強い作品だなと思っていました」と振り返り「それぞれの役者さんのお芝居のテンションの高さ、キャラクター造形も素晴らしいなと思いましたし、ファンタジーとリアリティーのバランスがすごく良くて、気がつくと、作品の中に吸い込まれていく感覚がありました。僕は基本、キャラクターだったり、シチュエーション、その際の造形みたいなことは、なるべく忠実に引き継ごうと思っています」と今作への思いを語る。

前作の骨格の上に新たな角度から加えられるアプローチ。そこから目が離せない。