『新宿野戦病院』ドタバタコメディから社会問題まで展開 クドカンらしさあふれる作品に「相変わらずキレキレ」
俳優の小池栄子と仲野太賀がW主演を務める、フジテレビ系水10ドラマ『新宿野戦病院』の第1話が放送された。物語は新宿・歌舞伎町を舞台に、ワケありな登場人物たちが交錯する社会の構図が描かれており、凸凹なやりとりや社会問題がテンポよく展開された。
ドタバタなコメディから次第に移民問題や立ちんぼなど日本の現代社会の問題が提起される展開となり、「命」の尊さを考えさせられる。放送後はSNS上でクドカンらしさや社会問題へのアプローチが注目を集めた。
作品には仲野太賀をはじめとする豪華キャストが出演し、NHK連続テレビ小説出演者も登場するなど、視聴者からは他作品とのリンクも話題となっている。
俳優の小池栄子と仲野太賀がW主演を務める、フジテレビ系水10ドラマ『新宿野戦病院』（毎週水曜 後10：00）の第1話が3日、初回15分拡大で放送された（以下、ネタバレを含みます）。
同作は新宿・歌舞伎町を舞台に笑って泣ける “救急医療エンターテインメントで、脚本家・監督・俳優・ラジオパーソナリティー・ミュージシャンなど多彩なジャンルで幅広く活躍する宮藤官九郎氏による完全オリジナル脚本。
物語は新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図がテーマ。
第1話では新宿・歌舞伎町に突如として降臨したアメリカ国籍の元軍医であるヨウコ・ニシ・フリーマン（小池）が、チャラくいけすかない典型的な気取り屋タイプの美容皮膚科医・高峰享（仲野）と出会い、舞台である“聖まごころ病院”に属する個性豊かな医師たちと繰り広げる凸凹なやりとりがテンポよく描かれた。
冒頭の病院内で繰り広げられるドタバタなコメディが約20分間にも渡って繰り広げられたかと思えば、次第に移民問題や立ちんぼといった日本の現代社会が抱える問題を提起するようなシーンが次々に映し出されるなど、「命」の尊さを投げかけながら独特なストーリーが展開。放送直後からSNS上では「クドカンらしさの塊。相変わらずキレキレ」「さりげなく社会問題ぶっ込んでくるのがすごい。。」といった感想が寄せられていた。
また仲野に加え、岡部たかし、平岩紙ら現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』に出演しているキャスト陣が次々に登場すると「もう虎に翼が頭に浮かぶって」といった声も相次いだ。
